情報処理推進機構(IPA)は、Webサイトの脆弱性を検査するオープンソースのツール3種の評価を行い、ツールの特徴と使用における留意点をまとめたレポート「ウェブサイトにおける脆弱性検査の紹介(ウェブアプリケーション編)」を、12日にIPAのWebサイトで公開した。
「ウェブサイトにおける脆弱性検査の紹介(ウェブアプリケーション編)」では、Webサイト管理者がコストをかけずに簡易に利用できるよう、7つのオープンソースの脆弱性検査ツールからタイプ別に「OWASP ZAP(Zed Attack Proxy)」「Paros」「Ratproxy」の3種を選定し、手順に沿った検査によるツールの評価を行い、ツールの特徴や使い勝手をまとめている。
オープンソースの脆弱性検査ツールは、検査方法、その精度、実施者に求められる経験など一長一短があるため、検査実施にあたってはWebサイトの運用環境や検査実施者のスキルなどを考慮し、適切なツールの選択が必要となる。同レポートを参考にすれば、ツール利用と脆弱性検査の有効性を確認できる。
IPAは、多くのWebサイトが安全な運用のために、オープンソースのツールを利用した脆弱性検査を、運用開始前だけでなく運用中のWebサイトの脆弱性の発見にも取り入れるよう期待している。
【関連リンク】
・情報処理推進機構
・「ウェブサイトにおける脆弱性検査の紹介(ウェブアプリケーション編)」(PDF)
・レポートの概要(PDF)
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