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![]() 柳井です。 以前、岩波現代文庫の「言語からみた民族と国家」という本を読みました。 旧ソ連の言語政策について書いた本です。旧ソ連では、民族を解体して社会主義の名の下で共同体を作るために、言語を統一していくという政策を取っていました。この本では、その政策を追っていくことで、民族や国家といった人間集団のアイデンティティーが、いかに多くを言語に依存しているかを述べていきます。 プログラム言語も人工言語ではありますが言語の一種です。この言語も、日常使う言語ほどではないですが集団のアイデンティティーを形成します。各言語ごとのコミュニティを見ていると、そのことを強く感じます。 そしてプログラム言語は、通常の言語以上に栄枯盛衰のライフサイクルが早いです。年配のプログラマーが、最近使われなくなった言語について語るとき、まるで故郷を失った人間のような哀愁を感じます。 |
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