日本IBMは、エンタープライズ向けWebアプリケーションの実行環境を構築するソフトウェア製品「IBM WebSphere Application Server」の軽量ランタイムである「Liberty Profile」の機能を強化し、13日から提供を開始した。
日本IBM、エンタープライズWebアプリケーション基盤「WebSphere Application Server」の軽量ランタイム「Liberty Profile」を機能強化
機能強化の内容は、「クラウド対応」「DevOps対応強化」「オンライン・リポジトリ」の3点。
「クラウド対応」では、PaaS環境を構築するためのオープン・アーキテクチャ「Cloud Foundry」に対応した「IBM WebSphere Liberty Buildpack」を提供し、「Cloud Foundry」対応のクラウド基盤と「IBM Bluemix」の両クラウド環境で「Liberty Profile」を活用できるようにする。
「DevOps対応強化」では、Ant、Mavenなどのビルドツール、Jenkinsなどの継続的インテグレーション(CI)ツール、Chefなどのインフラ構築自動化ツールとの連携を強化し、アプリケーションの開発からシステム構築と更新までの自動化を容易にして、変化に俊敏に対応可能なシステムを実現している。
「オンライン・リポジトリ」では、継続的な機能拡張を目的に新しい機能やサンプルコードを提供するオンライン・リポジトリ「IBM WebSphere Liberty Repository」の提供によって、「Liberty Profile」を自由に拡張できるようにする。
なお、「IBM WebSphere Liberty Repository」は、モバイル機器からもアクセス可能なWebベースの管理ツール「IBM WebSphere Liberty Administrative Center」と、Java EE標準のコネクター・アーキテクチャ(JCA 1.6)準拠の「IBM WebSphere Liberty Connector Architecture」を備えている。
ライセンス利用料金は「Liberty Coreエディション」の1プロセッサー・バリュー・ユニットあたり税別3708円~。
【関連リンク】
・日本IBM
・「IBM WebSphere Application Server」
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です