エンバカデロ・テクノロジーズ、マルチデバイス対応アプリケーション開発環境「Appmethod」の新バージョンを、6月19日より提供開始した。
同製品では、モバイル端末(Android、iOS)向けとデスクトップPC(Windows、Mac OS X)向けのネイティブアプリケーションを開発できる。アプリケーションフレームワークには、同社が開発・提供するFireMonkeyを使用する。
新バージョンでは、プログラミング言語として、従来版からのObject Pascalに加え、C++も使用可能に。プログラム部品となるコンポーネントは100種類以上あり、マウス操作で設計画面に配置するなどして、ビジュアルにアプリケーションを構築できる。GPSやカメラ、加速度センサーといったモバイル端末向けアプリケーションで利用される機能もコンポーネント化されている。
また、同社として初めて、無料版を提供する。基本的に利用可能期間は30日間だが、Androidフォン向け(使用可能言語はC++のみ)の開発については、その制限はなく、無期限で利用できる。無料版の提供について、エンバカデロ・テクノロジーズ日本法人代表の藤井 等氏は、「Appmethodは『モバイルファースト』での開発を支援するツールという位置づけ。また、モバイルアプリからビジュアルな統合開発環境を利用した開発に馴染んでいただきたい」と説明している。
価格等は、プランに応じて次のように設定されている。
【無料プラン】
価格:無料
利用可能期間:30日間(C++によるAndroidアプリ開発のみ無期限)
利用可能な対象者:個人または組織
作成できるアプリ:パブリックストアに配布するもの。
(Appmethodによって開発したことをアプリに記載)
入手方法:http://www.appmethod.com/jp/ よりダウンロード
【個人プラン】
価格:年額34,000円(プラットフォームごと/開発者ごと)
利用可能な対象者:従業員5名までの組織または個人
作成できるアプリ:パブリックストアに配布するもの
【ビジネスプラン】
価格:年額110,000円(プラットフォームごと/開発者ごと)
利用可能な対象者:無制限
作成できるアプリ:企業およびパブリックストアに配布するもの
【関連リンク】
・ エンバカデロ・テクノロジーズ
・「Appmethod」
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