グーグルは、フィットネスアプリの開発プラットフォームである「Google Fit」のSDKプレビュー版を8月7日(現地時間)にリリースした。
Google Fitは、Androidやウェアラブル端末等のセンサーから得られたアクティビティデータの保存、アクセスが可能になるAPIを提供する。ユーザーの健康記録にアクセス可能することで、アプリを通じてパーソナライズされた健康指導も可能になるとしている。
提供されるAPIは以下の3種類。
「Sensors API」は、Android端末やウェアラブル端末のセンサーにアクセスし、状態を画面に表示する。例えばランニングアプリと心拍数モニターを5秒毎に接続することで、ランニング中にアプリを見ると自分の状態が即時に画面で見られるようになる。
「Recording API」は、フィットネスデータをクラウドで同期することで、バッテリーの消費を抑えることができる。例えば、ランニングアプリでユーザーの位置情報を取得した際に、一度取得するとバックグラウンドで情報を収集するので、アプリを再度起動する必要がない。
「History API」は、データの読み込み、挿入、削除が可能になる。例えば、ランニングアプリはHistory APIを介することで、ランニングの軌跡をマップ上に表示することが可能になる。
Google Fit SDKの利用には、Android Lのデベロッパープレビュー版をインストールしたNexus 5もしくはNexus 7が必要となる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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