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「PyCon JP 2014」レポート

PyCon JP 2014 開催前レポート
~第3回 会場・パーティについて


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 日本最大級のPythonカンファレンス「PyCon JP」の開催時期が今年も近づいてまいりました。PyCon JP 2014の魅力を多くの人に知っていただくために、この連載で開催前レポートをお届けします。今回は会場やパーティについて取り上げます。

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会場

 会場チームの北原です。

 PyCon JP 2014は東京国際交流館 プラザ平成で開催します。東京のお台場に位置し、近くには日本科学未来館、船の科学館、ダイバーシティなどの施設があります。

 セッションに利用する国際交流会議場やメディアホールは、会議だけでなく映画上映やコンサートホールとしても利用されており、セッションに集中できる環境です。また、会場全館を貸切りで利用するので、コミュニケーションやちょっと疲れた際の休憩に利用できるスペースが豊富です。

アクセス

 プラザ平成は、ゆりかもめ「船の科学館」駅より徒歩3分, りんかい線「東京テレポート」駅より徒歩15分の位置にあります。便数が限られますが、都営バス「船の科学館駅前」バス停も利用可能です。当日は混雑が予想されますので、なるべく早めのご来場にご協力お願い致します。

 詳しいアクセス方法については、PyCon JP 2014 サイトへ記載しておりますので、ご確認ください。

注意点

 会場を安全に利用するにあたり、参加者のみなさんにはいくつかお願いがあります。

  • 毎年、基調講演開始直前に受付が混雑します。早めにお越しいただき、混雑の緩和に協力をお願いします。会場前方の席は電源を用意する予定です。ぜひ前の方から詰めてお座りください。
  • 受付と会場の間に細いエスカレーターがあります。当日朝は混雑が予想されますが、エスカレーターでは歩かずに、1段ずつ空けて乗るようにしてください。
  • 会場のゴミ箱に限りがあります。会場で提供の昼食やおやつについては回収しますが、個人のゴミは持ち帰りにご協力をお願いします。

ライブ配信

 会場へ来られない方のために、今年もすべてのトークセッションをYouTubeでライブ配信します。聞き逃した、聞きたいが時間帯が被ってしまった場合にも、後日録画のリンクをサイトに掲載する予定です。ぜひご利用ください。

ネットワーク・無線LAN環境

 PyCon NOCチームです。

 PyCon JP 2014では、参加者の方々に快適なインターネット接続環境を利用してもらるように「PyCon NOC(注1)」というネットワークを専門に扱うチームを結成しました。カンファレンス期間中の会場内で、数百人の参加者が快適にインターネットを利用できる無線LAN環境を提供します。今回はこの場を借りて、期間中にあまり意識することのないカンファレンス会場ネットワークの舞台裏を少し紹介させていただきます。

注1

 NOCとは、Network Operations Centerの略でネットワークを管理、運営する施設のこと。大きなイベントやカンファレンスでは、それ専用に一時的なNOCを設置することがある。

PyConJP2014ネットワーク構成図
PyConJP2014ネットワーク構成図

PyCon NOCチームのミッションと課題

 今回、無線LAN環境を参加者に安定提供することが最大のミッションです。大規模なカンファレンスの場合、ネットワーク機器の設置、ケーブル敷設などの制約や当日の無線LANへの端末同時接続数、トラフィック量など予測することが難しいという課題があります。

 特にメイン会場である国際交流会議場では、多くの来場者が一同に接続することが予想されています。そこで、PyCon NOCチーム内でミーティングを重ね、入念な機器の検証、選定を行いました。本番を想定した検証環境を構築し、カンファレンスに向けての準備を進めています。

PyCon NOCチームが提供する「再発見」とチャレンジ

 安定したネットワーク提供に加え、PyCon JP 2014テーマである「再発見」をキーワードに次のようなチャレンジも行っています。

1. IPv4/IPv6デュアルスタックネットワーク

 2011年にIPv4グローバルアドレスが枯渇し、IPv6の普及が急がれている中、PyCon JP 2014ではIPv4/IPv6デュアルスタックでのインターネットへの接続性を提供します。また、IPv4グローバルアドレスの節約とIPv6への移行を実現する技術の一つであるDualStack-Lite(以下DS-lite)(注2)を使用したネットワークを提供します。DS-Liteを利用してのカンファレンスネットワークへのインターネット接続の提供は実験的なケースを除いて前例も少なく先進的なチャレンジとなります。PyCon JP 2014のネットワークで快適なIPv6の世界を再発見をしてみてください。

2. ネットワークの可視化による再発見

 当たり前になったインターネット環境を提供するだけでなく、「参加者にネットワークがどう繋がっているのかを再発見してもらいたい」という思いから、ネットワークの可視化にもチャレンジしています。日ごろ目にする機会のない「見えるネットワーク」を公開予定です。是非、この機会にネットワークの繋がり方、トラフィックの流れに注目して、トラフィックがどのように動いているかをイメージしていただければと思います。参加者がネットワークへ関心を持っていただければ私たちの喜びとなります。

注2

当日について

 無線LAN環境への接続方法、さらに詳しい情報については、当日に配布する冊子をご覧下さい。また、当日ネットワークに関してお気づきの点がございましたらスタッフまで遠慮なくお申し付け下さい。

 最後にNOCチームからのお願いですが、お手持ちのモバイルアクセスポイントやスマートフォンなどのテザリング機能の利用は、会場内の電波に悪影響を与える可能性があります。利用をお控えいただけますようお願いします。

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この記事の著者

ナツ(ナツ)

ゲリラ的テスト屋さん。Python使いではありませんが、PyCon JPでは会場担当を引き受けて4年目になります。 Twitter: @natsu_bm

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

Kosei Kitahara(キタハラ コウセイ)

Web系なエンジニア。AWS, Docker, Python, Djangoあたりが好き。仕事では主にPythonを使ったサーバサイドアプリの開発をしています。Twitter: @Surgo Facebook: Kosei Kitahara

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

中村 暁史(ナカムラ サトシ)

社会人1年目、ネットワークを支える裏方の仕事をしています。覚えることがいっぱいな毎日、自宅に検証環境を用意して日々奮闘中。PyConには世界にネットワークを届けたいという思いから参加。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

金井 貴浩(カナイ タカヒロ)

株式会社インターネットイニシアティブ所属。ネットワークエンジニア1年目。自宅にネットワークの検証環境を構築し、日々学び続けています。いくつかのイベントネットワークの構築も経験し、今回は設計から携わりたいためPyConネットワークチームに参加。Twitter: @taka_stack

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/8007 2014/10/10 11:31

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