Cordovaを採用したハイブリッドアプリの開発基盤「Monaca」
「当社のMonacaを紹介したい」。こう語り、田中氏は「Monaca」の解説を始めた。MonacaはCordovaを採用したエンタープライズ向けハイブリッドアプリの開発基盤である。MonacaクラウドIDE、Monaca Localkit、Monacaデバッガー、Onsen UIという製品で構成される。
MonacaクラウドIDEはブラウザベースのフル機能IDEで、モバイルとPC開発に対応する。バッグエンドやビルド機能も持つ。ローカルへのインストールは不要だ。Monacaデバッガーは実機で動作を確認するためのツール。コンパイルせずに開発と動作確認が可能になる。Onsen UIはAngularJSベースのフレームワークで、最大の特長はCustom Elementsで簡単設計ができることだ。Monaca Localkitは近日リリース予定の、ローカル環境で開発するためのツールだ。
「Monacaは初心者の方からプロまで幅広く使うことができるツール。Basic版だと無料で使いことができるので、学習ユースで使う人も多い」のだそう。
業務アプリ開発向けに導入しやすい仕組みが提供されるエンタープライズ版もあり、現在トライアルを募集中とのこと。
最後に田中氏はMonacaデバッガーのデモを行いながら次のように語り、セッションを締めた。
「ハイブリッドアプリ開発といってもWebのアプリ開発と大きく変わるところはない。Monacaはブラウザーさえあれば無料で利用することができるので、興味のある人はぜひ実際に触って試してほしい」