Bootstrap開発チームは、Webサイト/Webアプリケーション開発のためのフリーソフトウェアツール集の最新版「Bootstrap 3.3.0」を、10月29日(現地時間)にリリースした。
前バージョンリリース以降に受けた、28のコントリビューターからの700を超えるコミットを元に、「Bootstrap 3.3.0」では、全般的なバグフィックスや、アクセシビリティの向上、ドキュメントの更新などを行っている。
おもな変更点は以下の通り
- より簡単なカスタマイズを可能にする変数の追加
- わずかな変更の際のプログレスバー表示を削除
- すべてのtranslate3dインスタンスの削除(パフォーマンスは向上したものの、クロスブラウザでのバグを含んでいるため)
- 近年のブラウザがサポートしているカルーセル表示のパフォーマンスを向上するtransformの追加
- Normalize.cssとH5BPを最新のものに更新
- ナビゲーションやパネル、ツールチップ、ボタンなどのアクセシビリティを向上
- JavaScriptとドキュメントにおける不具合の解消
「Bootstrap 3.3.0」のリリースにともない、次世代バージョン「Bootstrap 4」の開発も開始されており、数週間以内に最初のアルファ版をリリースする。
「Bootstrap 4」では、グリッドシステムへのハンドヘルド端末向け機能の搭載や、パネルやサムネイルなどを置き換える新たなコンポーネントの導入、新開発のよりシンプルなナビゲーションバー、Internet Explorer 8のサポート終了など、数多くの変更を予定している。
なお、バージョン4のリリース以降も、数か月間はバージョン3系列のバグフィックスを提供していく。
【関連リンク】
・Bootstrap(英語)
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