米Chefは、同社のインフラ構築ツール「Chef」で使用する、インフラ構成情報を管理できる「Chef Server 12」を、11月25日(現地時間)にリリースした。
「Chef Server 12」は、APIのコアをErlangで全体的に書き直すとともに、情報を格納するデータベースを従来のCouchDBからPostgreSQLに移行している。CouchDBに接続するためのRuby APIもすべて取り除かれており、Chef Server APIは単一のコードベースとなり、パッケージサイズの20%削減や、アクティブサービス動作数の25%削減を実現した。
コードの一新によって、新機能へのアクセスを容易にするとともに、リクエストの多かった外部認証やLDAPのような外部グループ、組織ポリシーのテンプレート化などを、ErlangとPostgreSQLで記述できるようにしている。
多くのユーザーから要望されていた、保存したオブジェクトが検索可能になるまでの時間差についても、最新の検索サーバ「Apache Solr 4」採用によって、前バージョンでは1分~60分程度かかっていたところを、わずか数分に短縮した。
なお、商用の「Premiun」版は、25ノード未満は無料で、それ以上では30日間無料で使える試用版を用意している。
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・Chef(英語)
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