米Amazonは、Amazon Web Services(AWS)において、新たなEC2(Elastic Compute Cloud)インスタンスタイプであるC4の提供を、1月12日(現地時間)に開始した。
C4インスタンスは、EC2でもっとも高い性能を提供するよう設計されており、インテルXeon E5-2666 v3プロセッサをベースにEC2に最適化したしたカスタムプロセッサを採用している。同プロセッサは2.9GHzで動作し、Intel Turbo Boost時には3.5GHzで動作する。
ラインアップは以下のとおり。
インスタンス名 | vCPU | RAM | ネットワークパフォーマンス | 専用EBSスループット |
---|---|---|---|---|
c4.large | 2 | 3.75GB | 中 | 500Mbps |
c4.xlarge | 4 | 7.5GB | 中 | 750Mbps |
c4.2xlarge | 8 | 15GB | 高 | 1000Mbps |
c4.4xlarge | 16 | 30GB | 高 | 2000Mbps |
c4.8xlarge | 36 | 60GB | 10Gbps | 4000Mbps |
全ラインアップにおいて、EBS最適化をデフォルトで有効にしているため、通常のネットワークスループットとは別に、500Mbps~4000MbpsのEBSとの専有スループットを追加料金なしで使える。
また、C3インスタンスと同様に、より高いパケット毎秒(PPS)、低ジッター、低遅延のネットワークを実現する拡張ネットワーキングも利用可能で、2台以上のC4インスタンスをPlacement Group内で起動すれば、グループ内での低遅延な接続を実現する。
このほか、「c4.8xlarge」では、インスタンスの下層にあるハードウェア性能を安全に、できる限り引き出しつつ、低ジッターな仮想化I/O提供を目標に、より効率的なシステムを実現するための取り組みの一環として、4個のvCPUの追加にも対応している。
アジアパシフィックリージョン(東京)における、1時間あたりのLinuxオンデマンド料金は、「c4.large」が0.147ドル、「c4.xlarge」が0.294ドル、「c4.2xlarge」が0.588ドル、「c4.4xlarge」が1.176ドル、「c4.8xlarge」が2.352ドル。
【関連リンク】
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