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「デブサミ2015」本日開幕、エンジニア個人やビジネスの成長のためのアクション「Growth!」が今年のテーマ

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 2月19日、翔泳社主催のソフトウェア開発者向けカンファレンス「Developers Summit 2015」(デブサミ2015)が目黒雅叙園(東京都目黒区)で開幕した。20日までの2日間開催。

 今回のテーマは、「Growth!」に設定。デブサミオーガナイザーの鍋島理人氏は、開幕の挨拶で「デブサミに参加し、心に残ったことが一つでもあれば、周囲の方にシェアしてほしい。スピーカーや来場者同士で交流してほしい。この場から、成長のためのアクションが広がっていけば嬉しく思う」と、開催に対する思いを示した。

デブサミオーガナイザー 鍋島理人氏
デブサミオーガナイザー 鍋島理人氏

 また、初日の基調講演では、株式会社ドワンゴ 代表取締役&CTOの川上量生氏が「ドワンゴCTOとしての仕事」という題目で登壇。

株式会社ドワンゴ 代表取締役&CTO 川上量生氏
株式会社ドワンゴ 代表取締役&CTO 川上量生氏

 川上氏がCTOになり取り組んだことの一つとして、法律を手続き型言語として構造的に解釈し、循環的複雑度を求める試みを紹介。ソフトウェア開発の知見が、法律の保守性を高め、解釈をしやすくできることにつながるとした。

法律を構造化し、複雑度を求める
法律を構造化し、複雑度を求める

 さらに、川上氏が3年間CTOを務めて感じたこととして「Webエンジニアが中心の時代になり、コンピュータの動作原理を知らないエンジニアが増えているとして、自分の頭で考えないエンジニアが増えているのでは」と問題提起。開発手法が「なぜいいのか」を考えるより、「誰かの成功結果を覚えているだけ」になっているのではないか、とした。ドワンゴでは、自社専用ハードウェアなどを整備することで、技術の理論的限界でサービスを設計していきたい、と語った。

 また『ニッポンの個人情報』刊行記念トーク&サイン会も開催。「プライバシーフリーク、参上。」の横断幕のもと、著者の山本一郎氏、高木浩光氏、鈴木正朝氏により活発な議論が交わされた。

左から、山本一郎氏、高木浩光氏、鈴木正朝氏
左から、山本一郎氏、高木浩光氏、鈴木正朝氏

 2日間にかけて全92セッションが講演され、一部のセッションは後日詳細なレポートを予定している。

【関連リンク】
デブサミ2015

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この記事の著者

近藤 佑子(編集部)(コンドウ ユウコ)

株式会社翔泳社 CodeZine編集部 編集長、Developers Summit オーガナイザー。1986年岡山県生まれ。京都大学工学部建築学科、東京大学工学系研究科建築学専攻修士課程修了。フリーランスを経て2014年株式会社翔泳社に入社。ソフトウェア開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集・企画・運営に携わる。2018年、副編集長に就任。2017年より、ソフトウェア開発者向けカンファレンス「Developers...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/8503 2015/02/23 11:01

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