米Microsoftは、あらゆるプラットフォーム/デバイスに対応したWebアプリやモバイルアプリの開発を可能にするクラウドサービス「Azure App Service」の提供を、3月24日(現地時間)に開始した。
「Azure App Service」は、AzureのWebsites、Mobile Services、BizTalk Servicesとの互換性を備えたクラウドサービス。
ユーザーのビジネスにスケールしたミッションクリティカルなWebアプリを開発できる「Web Apps」、あらゆるデバイスでいつでも利用可能なモバイルアプリの開発に対応した「Mobile Apps」、SaaSとオンプレミスによってビジネスのプロセスを自動化する「Logic Apps」、さまざまなアプリを内包したクラウドAPIを手軽に作成・使用できる「API Apps」の、4タイプのアプリで構成されている。
「Web Apps」は、あらゆるWebサイト、Webアプリ、APIをクラウドで利用可能で、Azure Websitesユーザーなら既存のWebアプリを一切の変更なしに、SLAを保ちつつ「Azure App Service」上で使用できる。また、他のタイプのアプリとも、追加費用なしで通信を行える。
「Mobile Apps」は、Azure Mobile Servicesをベースにしたモバイルアプリ開発環境を提供する。XamarinやCordovaのように、Windows/iOS/Androidで動作するマルチプラットフォームアプリの開発が可能で、モバイルクライアントへのプッシュ通知機能も備えている。
「Logic Apps」は、使いやすい視覚的なデザイナを使って、ビジネスプロセスを自動化する。広範なAPIに対応したコネクタによって、SalesForceやDropBox、Office 365のようなSaaSアプリと、Azure PaaS Servicesなどを統合できる。
「API Apps」は、クラウド上のホストやAPI、SaaSコネクタを検索可能で、既存のオンプレミスまたはクラウドAPIを、「Azure App Service」上の「Web Apps」「Mobile Apps」「Logic Apps」で使える。
「Azure App Service」の利用によって、.NETやJava、NodeJS、PHP、Pythonといった使い慣れた言語によるWebアプリやモバイルアプリ開発、単一のバックエンドで動作するiOS/Android/Windowsネイティブアプリの開発などを実現する。
【関連リンク】
・日本マイクロソフト
・「Azure App Service」(英語)
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