米Yhatは、Pythonによるデータサイエンスのための統合開発環境(IDE)である「Rodeo」を、4月23日(現地時間)にリリースした。
「Rodeo」は、Pythonでデータサイエンスを取り扱うためのIDEで、軽量なIPython Notebookとしても使える。なお、Yhatではかねてより「Rodeo」を内部的に使用していた。
IPython Notebookは、プレゼンテーションやチュートリアルには便利なものの、データサイエンスにおける日常的な作業に使うには大きすぎ、Sunlime TextやVIMといったエディタも、同様といえる。「Rodeo」は、オートコンプリート対応ターミナル、テキストエディタ、プロットの閲覧といった、データサイエンスでのデータ解析に最低限必要な機能を搭載して開発された。
ただし、ミニマルな環境でも動作するものの、軽量なPythonとしての使用では、パフォーマンスがわずかに劣る場合もある。
内部的には、UIとPython環境との通信を行うために、IPythonカーネルを使用する。エディタには、「Rodeo」の環境設定に対応した、オンラインエディタ「Ace」風の機能が近日中に追加される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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