SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

CodeZineニュース

Google Cloud Platformで「Preemptible VM」をベータ提供、安価にインスタンスを増強できるがGoogle都合でシャットダウンも

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米Googleは、Google Cloud Platformにおいて、安価な固定料金でインスタンスを追加可能な「Google Compute Engine Preemptible Virtual Machines」(Preemptible VM)のベータ提供を、5月18日(現地時間)にすべてのリージョンで、すべてのユーザーを対象に開始した。

 「Preemptible VM」は、通常のインスタンスと同じ機能を利用できるが、Google側の都合によってシャットダウンされてしまう可能性がある。また、ラインタイムは24時間までに限定される。

 ただし、通常のインスタンスより安価な固定料金で使えるので、「もしも」の事態に備えて(実際に必要かどうかはわからない)インスタンスを、変動価格で購入するというギャンブルをしないで済む。

 「Preemptible VM」の利用にあたっては、Google Developer Consoleのチェックボックスを利用するか、gcloudコンソールで--preemptibleオプションを付け加える。なお、シャットダウンされる場合は、ユーザーに対して安全なシャットダウンを可能にする「30 second notice」の送信を行う。

 このほか、Google Compute Engine上でHadoopを利用しているユーザーなら、オープンソースのbdutilで「--preemptible .25」を付け加えれば、クラスタの25%を「Preemptible VM」で実行できる。

 なお、「Preemptible VM」はGoogleが保有している、膨大なデータセンターの余剰分を有効活用するためのもので、前述したような制限はあるものの、Google Compute Engineのすべての機能に対応している。


【関連リンク】
Google
Google Cloud Platform
「Google Compute Engine Preemptible Virtual Machines」(英語)

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/8725 2015/05/19 14:25

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング