jQuery Foundationは、「jQuery 3.0」および「jQuery Compat 3.0」の、最初のアルファ版を7月13日(現地時間)に公開した。
バージョン3.0では、実験的に.show()メソッドや.hide()メソッドをシンプルにしたほか、.data()の実装をHTML5のデータセット仕様に近づけて引数の指定方法をより厳密にしている。また、jQuery.DeferredのPromises/A+およびES2015規約との互換性を向上し、.catch()メソッドを追加するとともに、.thenメソッドにいくつかの大きな変更を加えた。
このほか、Ajaxのような非同期動作のためのPromiseパターンの増加にともなう、jQuery.ajax向けの特殊なdeferredメソッドの削除や、エラー発生時のアドバイスの試験的な実装、widthやheightでのDecimal値の使用、.load/.unload/.errorの削除など、数多くの変更が行われている。
なお、「jQuery 3.0」はInternet Exploer 9以降のモダンブラウザを対象にしており、従来のブラウザについては「jQuery Compat 3.0」で対応する。また、既存のコードとの互換性はjQuery Migrate pluginで確認できる。
【関連リンク】
・jQuery Foundation(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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