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グレープシティ、帳票開発コンポーネント「ActiveReports for .NET 9.0J」にポータルサーバー構築機能を追加

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 グレープシティは7月16日、.NET用帳票開発コンポーネント「ActiveReports for .NET 9.0J(アクティブレポート)」Professionalエディションの新機能として、帳票の運用管理を効率化するサーバー製品「ActiveReports 9.0J Server(アクティブレポートサーバー)」を追加した。

 WindowsのWebサーバー(IIS)にインストールするだけで、ActiveReportsで作成した帳票の閲覧・出力・配信を行うポータルサイトを簡単に構築できるため、帳票システムの開発から運用までのコスト、期間を短縮する効果が見込める。

 ポータルサイトには、エンドユーザー向けの「利用者ポータル」の他に、「管理者ポータル」が用意されており、ユーザーアカウントやセキュリティロール、監査用の操作ログなどを管理する機能が標準で実装されている。

ActiveReports Serverの管理者ダッシュボード:左パネルに運用管理に必要な項目が一通り用意されている
ActiveReports Serverの管理者ダッシュボード:
左パネルに運用管理に必要な項目が一通り用意されている

 エンドユーザーは、帳票の閲覧(HTML5/Flashビューア―)、保存(PDF、Word、Excel、HTML、画像ファイル)、スケジュール実行(メール送付/指定フォルダへの保存)、バージョン管理、カテゴリ分けといった操作が行え、iPhone/iPadからの閲覧もサポートしている。

ActiveReports Serverの利用者ポータル:帳票をグループで管理するカテゴリ、帳票一覧、帳票詳細の3ペインで構成されている

ActiveReports Serverの利用者ポータル:
帳票をグループで管理するカテゴリ、帳票一覧、帳票詳細の3ペインで構成されている

 ActiveReports Serverに保存した帳票定義ファイルは、ActiveReports for .NETが提供する帳票デザイナから直接開いて編集することができ、単独アプリケーションのエンドユーザーデザイナーを使うことで、エンドユーザーが直接帳票デザインの編集を行うといったユースケースにも対応できる。

 SDKとして、24種のメソッドを含むWebサービスライブラリと、ASP.NETサーバーコントロール(ReportListコントロール)も提供されており、ActiveReports Serverの機能を外部システムと連係させた独自アプリケーションの構築も可能。

 ActiveReports Serverは、ポータルサイトと中央制御を担う「サーバー」と、帳票実行エンジンの「エージェント」で構成されており、エージェントは最大5台までのスケールアウトに対応している。サーバーとエージェントは1台のマシンに共存させることも、複数のマシンに分散させることもできる。

 ActiveReports Serverの運用には、製品のユーザーが無料で入手できる基本サーバーライセンスの他に、エージェントがインストールされたサーバーのCPUコア数に応じたコアサーバーライセンス(2コアごとに税込12万0960円)が必要となる。また、.NET Framework 4.5以降に対応している。

 
【関連リンク】
ActiveReports Server
ActiveReports for .NET 9.0J

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この記事の著者

斉木 崇(編集部)(サイキ タカシ)

株式会社翔泳社 ProductZine編集長。1978年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築学専門分野)を卒業後、IT入門書系の出版社を経て、2005年に翔泳社へ入社。ソフトウェア開発専門のオンラインメディア「CodeZine(コードジン)」の企画・運営を2005年6月の正式オープン以来担当し、2011年4月から2020年5月までCodeZine編集長を務めた。教育関係メディアの「EdTechZine(エドテックジン)」...

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