サーバ上でのJavaScriptによるWebアプリケーションの実行を可能にする、JavaScriptプラットフォーム「Node.js」の開発チームは、最新の安定版となる「Node v4.0.0」を9月8日(現地時間)にリリースした。
「Node.js」は、Linux、Free BSD、Mac OS X、Windows、SmartOSに対応したJavaScriptプラットフォーム。最新の「Node v4.0.0」では、WebブラウザChromeの最新版と同一バージョンのV8 JavaScriptエンジン(V8 v4.5)を搭載しており、標準でES6の各種機能を利用できる。
その他のおもな変更点としては、非同期のコールバックパラメータを扱えるchild_processの追加や、拡張モジュールのビルドツールnode-gypおよびパッケージ管理ツールnpmのアップデート、timerのパフォーマンス向上、utilの廃止に向けたドキュメントの追加記述などが行われている。さらに、io.jsプロジェクトとのコードベースの統一にともない、io.jsのコードのリネームも行われた。
なお、「Node.js」では長期間サポート(LTS)と、定期的なサイクルでのリリースへの移行を進めているが、迅速なLTSへの移行のために、最初のLTSバージョンを10月にリリースする。また、バージョン5.xブランチを終了し、次期安定リリースとして新たにv5.0.0の開発を始める。
今後は、毎年10月と4月の6か月ごとに、安定版のリリースを予定しており(マイナー版とパッチは除く)、それぞれの安定版は1年間サポートされる。
【関連リンク】
・Node.js(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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