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【新刊紹介】『速習 ECMAScript 6』発売、次期JavaScript仕様を短期間でキャッチアップ!

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 CodeZineに寄稿いただいている執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表の山田祥寛さんのKindle本『速習 ECMAScript 6』が8月末に刊行されました。サンプルコードを参考に、次期JavaScript仕様を短期間で習得するための一冊となっています。

 本書では、ECMAScript 6の新機能を5つのPartに分けて、サンプルコードとともに詳しく解説しています。これから習得が必須となるECMAScript 6(ECMAScript 2015)をいち早くマスターしましょう。

担当編集者からのコメント

 WINGSプロジェクト刊行のKindle電子書籍、第2弾です。

 先日のKindle電子書籍第1弾「AngularJSライブラリ活用レシピ 厳選108」は、使えるライブラリをこれでもかと詰め込んだボリューミーな書籍でしたので、第2弾は、対照的に「通勤時間に軽く読んでも数日で読み通せる軽さ」を目標に作りました。

 内容は、今話題の次世代のJavaScript標準「ECMAScript 6(ECMAScript 2015)」。JavaScriptにこれまで触れてきた方を対象に、新しい差分の機能を短時間で学べるように、必要な情報をギュッと詰めてコンパクトに構成しています。

 「ECMAScript 6? まだ対応ブラウザーも限られているし、勉強するには早いのでは?」と思っている人のために、著者からの言葉を引用しておきましょう。

 『標準のブラウザーで利用できないならば、まだECMAScript 6を利用するのは時期尚早なのではないか、そう考える読者の方もいるでしょう。確かに、ECMAScript 6が本格的にスタンダードになるのは少し先の話です。

 しかし、JavaScript界隈の進化は、ここ数年を見ても加速度を増しており、しかも、ECMAScript 6が仕様として確定した以上、現場でスタンダードになるのは確実な未来です。既にFirefox/Chrome/Edgeなどの主要ブラウザーが主な機能に対応していますし、メジャーなJavaScriptフレームワーク/ライブラリもECMAScript 6を見据えたロードマップを示しています。伴い、関連するドキュメントにもECMAScript 6を意識した(=前提にした)コードをちらほら見かけるようになりました。

 さらに、ECMAScript 6ではクラス構文をはじめとして、基本的な構文にさまざまな手が加えられ、ECMAScript 5までのコードとは様変わりしている点も多く見受けられます。いざECMAScript 6が主流になった時に「私の知ってるJavaScriptじゃない!」とならないためにも、まずはこの時期に、少しずつでも新たな構文/仕様に慣れておくことは重要です』

 それぞれの機能をできるだけシンプルなコードとともに解説していますので、ひととおり読み終わった後は、チートシートとしても役立つ、二度美味しい(?)一冊。ぜひ、ご覧になってみてください。

一般読者からのコメント(aceさん)

 タイトルどおり ECMAScript 6 について速習できる本です。私の場合、電車の中で少しずつ読みすすめて3日で読めました。早い人なら1日で読みきれると思います。

 本書にも記載されているとおり、既存のJavaScript(ECMAScript 5レベル)をある程度理解していれば、引っかかることなく容易に読みすすめることができます。

 現在のブラウザが ECMAScript 6 の仕様を実装中のため、利用するためには、別途、環境を構築する必要がありますが、その手順についても丁寧に記載されていますので、これに従って環境をつくればすぐにサンプルコードを実行して試すことができます。

 仕様の説明だけでなく、ECMAScript 5以前にあった問題がどのように改善されるかや、利用する際の注意点も記載されており、ページ数は少ないですが、内容が凝縮された印象を受けました。

 ECMAScript 6について興味のある方や、時間がないのでポイントをすぐに確認したいという方にオススメです。ECMA Script 6で実装する際は、リファレンスとして常に手元に置いておきたい1冊です。

仕様

  • 書名: 『速習 ECMAScript 6
  • 著者: 山田祥寛
  • 出版社: WINGSプロジェクト
  • 頁数: 67ページ
  • 定価: 231円(+消費税)
  • 色数: 4色
  • 刊行日: 2015年8月28日

目次

Part1:はじめに
  • ECMAScript 6とは?
  • ECMAScript 6を利用するには?
  • Babelの導入方法
  • 簡易インタプリターを利用する
  • 対象読者
Part2:基本構文
  • ブロックスコープを有効にする - let命令
  • 定数を宣言する - const命令
  • 整数リテラルの表現力を改善する - 2進数/8進数リテラル
  • 文字列リテラルへの変数/改行の埋め込みを可能にする - テンプレート文字列
  • 新たなデータ型Symbolとは?
  • 配列/オブジェクトから個々の要素を抽出する - 分割代入
  • 配列を個々の変数に展開する - 展開演算子
  • 配列など反復可能なオブジェクトを列挙する - for...of命令
Part3:関数
  • 引数のデフォルト値を宣言する
  • 可変長引数を利用する
  • 関数リテラルをシンプルに記述する - アロー関数
Part4:組み込みオブジェクト
  • 非同期処理を簡便に処理する - Promiseオブジェクト
  • オブジェクトの挙動をカスタマイズする - Proxyオブジェクト
  • コレクション関連のオブジェクトを標準で提供 - Map/Setなど
  • Unicode対応の改善
  • String/Array/Math/Objectなど組み込みオブジェクトのメソッドも拡充
Part5:オブジェクト指向構文
  • オブジェクトリテラルをよりシンプルに表現する
  • クラスを定義する - class命令
  • 列挙可能なオブジェクトを定義する - イテレーター
  • 列挙可能なオブジェクトをより簡単に実装する - ジェネレーター
  • アプリを機能単位にまとめる - モジュール

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この記事の著者

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

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https://codezine.jp/article/detail/8963 2015/09/16 15:53

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