はじめに
こんにちは、株式会社LIGというWeb制作会社でエンジニアをしている@n0bisukeです。IoTという単語をよく耳にするようになりましたね。これはハードウェアやセンサーなどを簡単に使えるプラットフォームが整ってきていることを示していると思います。
ただ、Webの技術者とハードウェアの技術はかけ離れている部分が多く存在し、まだまだWebエンジニアにとって優しい世界にはなっていないと感じています。
そこで「Web屋がはじめるIoT」というタイトルで連載を書かせていただきます。Webの知識しかない私のようなエンジニアがハードウェアを使った実装を試していきます。フロントエンドエンジニアやサーバーサイドエンジニアといったWeb界隈のエンジニアがメインの対象となりますが、デザイナーやディレクターなどの技術に興味がある人たちにも雰囲気が伝わる内容を書いていく予定です。
また、筆者の環境(PC)はMac OS 10.10です。基本Macで開発をしている方を想定して話を進めますのでご了承ください。
Web屋がIoTをはじめるには
Web屋が仕事をする上で外せない言語がJavaScriptです。サーバーサイド技術や言語はたくさんありますが、ブラウザ側はほぼJavaScript一択となっています。ということで、Web屋を対象に執筆するにあたり、基本的にはJavaScript(Node.js)でハードウェアの機能を扱う方法を紹介していきます(モノによってはその他言語も使う場合があるかもしれません)。
実はJavaScriptでロボットやハードウェアを動かすコミュニティでNodeBotsというものもあり、世界的に広がっています。日本だとまだ知名度が低いですが、ぜひ今後一緒に盛り上げていきましょう。
それくらいJavaScriptでIoTに取り組む需要が高まっているとも言えます。
まずはArduino
IoTの代名詞とも言えるものがArduinoなどのマイコンボードです。Arduinoの他にもRaspberryPi、Intel Edisonなどが有名ですが、やはり歴史的にも世の中に出るのが早く、事例や情報も多く扱いやすいArduinoを使ってみましょう。