米Microsoftは、2015年12月の「JSConf US」にて発表していた、同社のJavaScriptエンジンChakraのキーコンポーネントChakraCoreのオープンソース化の一環として、1月13日(現地時間)にGitHub上に新たなリポジトリを開設し、ChakraCoreのソースコードをMITライセンスで公開した。
ChakraCoreのリポジトリでは、Microsoft Edgeに搭載されるChakraエンジンと同一で、プロジェクトへの組み込みや、改変が可能なオープンソースのスタンドアロンJavaScriptエンジンを提供するとともに、コントリビュートも受け付ける。
今回公開したChakraCoreは、Windows 7 SP1以降で、C++サポートをインストールしたVisual Studio 2013または2015でビルドできる。将来的には、Linuxをはじめとする他のプラットフォームへの移植も検討しており、その手始めとしてChakraのJITコンパイラを分離し、複数のプラットフォームへの移植を可能にするランタイムインタプリタを作成している。
このほか、Node.jsへのプルリクエストの送信や、ECMAScript 2015(ES6)および将来的なECMAScriptプロポーザル、現在議論されているタイムトラベルデバッグのサポートも予定する。
【関連リンク】
・日本マイクロソフト
・ChakraCoreのリポジトリ(英語、GitHub)
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