米Microsoftのスコット・ハンセルマン氏は、自身のブログの1月19日(現地時間)付の投稿において、Microsoftが現在開発しているオープンソース版ASP.NETである「ASP.NET 5.0」の名称を、「ASP.NET Core 1.0」に変更すると発表した。
- スコット・ハンセルマン氏ブログ記事「ASP.NET 5 is dead – Introducing ASP.NET Core 1.0 and .NET Core 1.0」
今回の名称変更は、「ASP.NET 5.0」という名称では、現在RTM版がリリースされている「ASP.NET 4.6」の後継バージョンとの誤解を避ける目的がある。
この名称変更にともない、「.NET Core 5」は「.NET Core 1.0」に、「Entity Framework 7」は「Entity Framework Core 1.0」または「EF Core 1.0」に変更される。.NET Coreは、これまでのASP.NETとは異なる、まったく新しいコンセプトで開発が行われているため、バージョン1.0が採用された。
「ASP.NET Core 1.0」は、Web APIやMVCを含むものの、SignalRやWeb Pagesを含んでおらず、Visual BasicやF#もサポートしておらず、さらに現時点ではサブシステムも存在しない。すでに円熟した状態にある「ASP.NET 4.6」とは異なり、「ASP.NET Core 1.0」はまだまだ開発の初期段階にあるといえる。
【関連リンク】
・ASP.NET(英語)
・スコット・ハンセルマン氏のWebサイト(英語)
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