テクマトリックスは、C#／VB.NET対応テストツールの最新版「dotTEST DTP」を、6月1日に発売した。
「dotTEST」は、米Parasoft Corporationが開発した、静的解析、動的解析のためのC#／VB.NET対応テストツール。製造業・医療・金融など幅広い業界において、さまざまな.NETアプリケーションの開発に用いられている。
今回リリースされる「dotTEST DTP」は、dotTESTをベースにしつつ、アーキテクチャの刷新によりユーザビリティの大幅な向上を実現。新たにコマンドラインで動作する独立モジュールが提供されたことで、Visual Studioがインストールされていない環境でも利用できるようになった。環境構築の自由度が向上するとともに、CI（継続的インテグレーション）への統合も容易。
また、ソースコード中の全ての処理フローを静的に検証する「静的フロー解析」の機能では、新たに配列の境界外へのアクセスやスレッドのデッドロックなどのマルチスレッド特有のバグも検出できるようになり、エラー検出能力が大幅に強化。さらに、アプリケーション実行時にカバレッジを計測する機能「アプリケーションカバレッジ」が、新たにIIS（Internet Information Services）上で動作するWebアプリケーションにも対応している。通常行う機能テストと同時にコードカバレッジを計測することで、テストの進捗を定量的に分析でき、機能テストの信頼性を高めることができる。
2016年4月にリリースされたソフトウェア開発・テスト管理プラットフォーム「Parasoft DTP」と連携することで、ソフトウェアの品質リスクや保守開発の難易度などを、Webブラウザ上で分析することが可能。これにより、開発現場における問題点を早期に発見し、生産性の向上を実現できる。
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CodeZine編集部（コードジンヘンシュウブ）
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