柳井です。 2年前に「マキアヴェッリと『君主論』」という本を読みました。この本は少し変わっており、前半で時代背景とマキアヴェッリの人生を紹介し、後半で彼が書いた「君主論」を載せるという体裁を取っています。この方法は正解だと思います。古い時代に書かれた本は、その書かれた背景が分からなければ理解できないからです。 人が作った物には、それを作る理由が存在します。それはソフトウェアでも同じです。だから私はソフトウェアを使うとき、必ず最初にヘルプを読みます。そして、どういった背景で作られたソフトウェアなのかを確認します。そうすれば、そのソフトウェアをどう使うべきかが分かるからです。逆に、自分がソフトウェアを作るときには、その開発の経緯をなるべく書くようにしています。 背景を伝える、そして読み取る。そういったことは、ソフトウェアの世界でも重要なことだと思います。 |
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連載4コママンガ。毒をもって毒を制す方向でライバル登場。毎週火曜日更新。
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柳井 政和(ヤナイ マサカズ)
クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。
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