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IBM Bluemix User Group(BMXUG)リレー寄稿

IBM Watsonと連携するTwitter Botを作ってみよう!

IBM Bluemix User Group(BMXUG)リレー寄稿 第4回


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 IBM Bluemixは、PaaS(Platform as a Service)として皆さんに最強の開発環境を提供します。Bluemixの特徴として、開発基盤だけではなく、100を超えるサービス「IBM Watson、ランタイム、IoT、Storage(DB)、アナリティクス、モバイル」など、豊富な開発環境やAPIがシンプルな形で提供されており、より素早くアプリケーションを構築&運用することが可能です。「IBM Bluemix User Group(BMXUG)リレー寄稿」では、コミュニティの皆さんが最近もっとも注目しているBluemixのサービスを、順番に紹介していきます。今回はコグニティブコンピューティングシステム「IBM Watson」を取り上げます。

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1 はじめに

 皆さんは、「IBM Watson」をご存知ですか? 第三次とも言われる、昨今の人工知能(AI)ブーム。その象徴とも言われるのが、IBM社のコグニティブコンピューティングシステム、「IBM Watson」です。最近では、8月4日、東京医科学研究所が、Watsonが60代の女性患者の正確な白血病の病名をわずか10分で見抜き、病名から割り出した適切な医療法によって患者の命を救ったと発表。世間を沸かせました。

 このような近未来的なシステムで利用されているコグニティブシステムが、IBM Bluemixという誰でも利用できるPaaSから、API単位、機能ごとに、ビジネスライクに利用できるのです。使わない手はありませんよね。

 現在IBM Watson APIの種類は、15個あり、そのうち日本語化されているものは7つです。

 今回は、IBM WatsonとTwitterを連携して、「質問すると、プログラム言語を返答するBot」を作成したいと思います。

 一緒にコグニティブ世界を体験してみましょう!

 本記事ではWindows環境を利用しています。Mac環境の記事が多い中、Windows環境の情報が少なく見られたので、参考になればと思った次第です(Mac環境の方でも、適時コマンドなどを読み替えていただければ、ターミナルから平易に実行可能です)。

2 開発環境

 今回のサンプルアプリは以下の環境で実施しました。

Windowsのバージョン Windows 10 Pro 64bitバージョン1511(OSビルド10586.545)
Cloud Foundry CLIのバージョン version 6.21.1
npmのバージョン 3.10.3
Hubotのバージョン 2.19.0
Bluemixの地域 米国南部

 2つのTwiterアカウント(Bot用、Botと会話用)とBluemixアカウントは取得済み、Bluemixは地域「米国南部」にスペースを作成済みとして、それを前提に記事を進めていきます。

補足

 Bluemixは提供されている地域によって利用できるサービスが異なります。例えば、米国南部ではrediscloudサービスは提供されているが、シドニー地域では提供されていない、などです。利用する地域に注意しましょう。地域ごとのサービス一覧は、cf marketplaceコマンドで見ることができます。

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この記事の著者

佐藤 一成(Bluemix User Group)(サトウ イッセイ)

株式会社DIGC/株式会社アイク・ラボの両社にて、代表取締役社長を務める。フルスタック・IBM Watsonを主とした人工知能系エンジニア。大学卒業後、大手SIer、外資系コンサル企業を経て、ベンチャー・一部上場企業の社内SEを経験。その後フリーランスとなり、2015年起業、現在に至る。全国初のIBM Watsonを活用したIctシステムのコンサルティング・システム開発を専門とする。現在は、株式会社株式会社DIGCにて1...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/9621 2016/09/30 12:54

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