「JIRA」などのAtlassian社製ツールを販売するリックソフトは、Atlassianのエンタープライズ向けWikiソリューション「Confluence」に、エンタープライズ向けCMS「Alfresco」を連携させるためのアドオン「Alfresco connector for Confluence」を開発し、9月29日より日本国内外に向けリリースしたと発表した。
Confluenceでは情報の整理・保存・共有が手軽に行える一方、ExcelなどのOfficeファイルや、Illustrator、PhotoShopなどのデザインファイル、CADファイルなどをPDFに変換してプレビューしたり、クラウドサービスと連携して共同作業やワークフローを行ったりする機能が標準では提供されていない。「Alfresco connector for Confluence」は、これらの機能を持つAlfrescoとConfluenceとを連携させて、この点を補完する。
Alfrescoと連携することで、添付ファイルのプレビューやサムネイル表示、バージョン管理のほか、ConfluenceページにAlfrescoファイルを埋め込むことなどが可能になる。また、両製品を連携させるシーンとして、リックソフトでは下記を挙げている。
- エンジニアリング文書管理(Confluence側で目次生成・通知、Alfresco側でコンテンツ・メタデータ管理)
- マーケティング業務(プレスリリース、カタログデザイン、販促資料・チラシ配信など)
- 市民ポータル・学生ポータル・投資家ポータルなどの情報提供・発信
- その他、情報共有とコンテンツ管理を統合した業務
- JIRA製品群と「Confluence」とのファイル共有
リックソフトは、2年後にはAlfresco connector for Confluenceを、「WBSガントチャート for JIRA」と同じく40か国300社以上の実績を持つようなソフトウェアにしたいと述べている。
【関連リンク】
・Alfresco connector for Confluence
・Confluence
・Alfresco ECMプラットフォーム
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