オープンソースのJavaScriptフレームワークVue.jsの開発チームは、最新版となる「Vue 2.0」(開発コード:Ghost in the Shell)の正式版を、9月30日に公開した。公式サイトのオフィシャルガイドも、バージョン2.0に対応している。
「Vue 2.0」は2016年4月に最初のプレビュー版が公開されており、最終的に8つのアルファー版、8つのベータ版、8つのリリース候補版を経て、今回の正式版リリースに至った。
「Vue 2.0」では、レンダリングレイヤをsnabbdomからフォークした軽量の仮想DOMで再実装しており、テンプレートコンパイラのコンパイル時の最適化の向上によって、レンダリングパフォーマンスを向上している。また、レンダリングレイヤの再実装にも関わらず、バージョン1.0で作成したテンプレートをわずかな変更のみで利用できる。さらに、ストリーミングやコンポーネントのキャッシュ時におけるサーバサイドレンダリングにも対応している。
vue-router、vuexといった公式のサポートライブラリやツールも、アップデートされてバージョン2.0をサポートしたほか、vue-cliが標準搭載された。また、バージョン1.0からの移行を支援するCLIコマンドとしてvue-migration-helperも用意された。
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