こんにちは、Unirobotでロボットのソフトウェアエンジニアをやっている、わみ(@wamisnet)です。
dotstudio株式会社では私が作成しているフリスクサイズのIoTデバイス「Nefry」シリーズの販売やチュートリアル記事の執筆をしています。
Nefryシリーズは、ユーザの皆様からのフィードバックを頂き成長しています。新たなWi-Fiモジュール「ESP-WROOM-32」の発売もあり、この度新機能と改良を加えた次世代の「Nefry BT」の開発に向けてクラウドファンディングを開催することになりました!
今回は新しい「Nefry BT」でできることを紹介します。
Nefry BTとは
Nefry BTは、Wi-FiとBLE(Bluetooth Low Energy)に対応しており、WebページからWi-Fiやモジュールの設定を行うことができます。シリーズ従来のGrove規格の端子も搭載し、半田付けや複雑なコードなしで動かすことができるため、Webエンジニアや学生など初めてハードウェアを触る方にオススメのデバイスです。
Nefry BT
- 正式名称:Nefry BT(ねふりーびーてぃ)
- 搭載IC:ESP-WROOM-32
- バッテリー:非搭載
- 電源供給方法:USB給電
- Wi-Fi:搭載
- Bluetooth:Bluetooth Low Energy搭載
- 予定価格:4,980円(税込)
BLEモジュール搭載
Nefry BTはBLE(Bluetooth Low Energy)モジュールを搭載しています。今までのWi-Fiでのやり取りはもちろん、はるかに低消費電力のBLEに対応したことにより通信の幅が広がりました。
BLE(Bluetooth Low Energy)とは
BLEは、2009年にリリースされたBluetooth4系の規格を指します。これ以前のBluetooth(クラシックBluetooth)に比べて消費電力がかなり改善されました。Wi-Fi通信よりはるかに低消費電力で通信を実現できるため、IoTデバイスへの搭載が増えてきています。
BLEの通信の仕組みを詳しく知りたい場合は、下記の記事を参考にしてみてください。
- IoT技術の代表「BLE:Bluetooth Low Energy」の動作原理を理解してみよう【前編】
- IoT技術の代表「BLE:Bluetooth Low Energy」の動作原理を理解してみよう【後編】
豊富なI/O機能
入出力ピンの数が今までの2倍になり、今まででは作成する事ができなかった高機能な作品を作ることができるようになりました。新しく搭載されたIC(集積回路)によりアナログ入力出力にも対応し、さらにタッチパネルとして扱えるピンなどが増えました。
Arduino IDEでプログラミングができる
NefryシリーズはArduinoの開発環境「Arduino IDE」から開発できます。手軽に開発を始められ、参考となるサイトや本も多いので初心者であってもNefry BTを開発することができるでしょう。