SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

CodeZineニュース

Terraform Cloudに動作の可視性を高める新機能が追加

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米HashiCorpは、Terraform Cloudのセルフホストディストリビューションである「Terraform Enterprise」に、新しいワークスペースの概要ページ、構造化された実行出力、ログ転送によって可視性を高め、Terraformエージェントによる一貫したワークロード管理をサポートする新機能を追加したことを、9月14日(現地時間)に発表した。

 新機能の具体的な内容としては、それぞれのワークスペースに、もっとも関連性の高い情報への即時アクセスを提供する「概要」ページが新たに追加され、概要ページの中央の列には、最新の実行と使用可能な出力に関する情報が表示されるとともに、関連するバージョン管理システム(VCS)リポジトリからREADMEがレンダリングされる。また、右側の列にはワークスペースの構成、実行トリガー情報、重要業績評価指標のメトリック、チームレベルからのアクセシビリティに焦点を当てた最大4つの領域も表示されるようになっている。

 さらに、ワークスペースには構造化実行出力と呼ばれる機能が追加され、コンソールタイプの出力に代わって計画フェーズと適用フェーズで各リソースを色分けしたオブジェクトベースで表示するなど、Terraformワークフローにおける出力を、より視覚的にわかりやすい表現にすることで、どのリソースがどのように変更されたかを、より正確に伝えられるようになった。

 ログ転送機能も追加され、Fluent Bit構成を使用してログの取り込み・変換を行い、1つ以上の宛先へ送信できる。また、アプリケーションログと監査ログの両方の転送にも対応しており、Fluent BitによってAmazon CloudWatch、Azure Log Analytics、Datadog、Splunk Enterpriseといった、さまざまなログ宛先オプションが選べる。

 ほかにも、Terraformエージェントを使用することで、ファイアウォールのルールを変更することなく、プライベートネットワークまたはセグメント化されたネットワークにおいて、Terraform Enterpriseの一貫したコントロールプレーンを使用可能になった。ワークスペースに応じて、使用するツール、クレデンシャル、パフォーマンスプロファイルをカスタマイズできるほか、1つまたは複数のデプロイされたエージェントで構成されるエージェントプールによって、実行する必要のある作業について継続的にTerraform Enterpriseに確認する機能が追加されている。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/14892 2021/09/17 08:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング