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Developers Summit 2024 セッションレポート(AD)

データドリブン開発のためこれだけは理解しておきたい! ログ活用のポイントとは

【16-B-3】ログと徹底的に向き合うデータドリブンなサービス運用

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 サービスの運用においてデータドリブン開発を進めるとき、ログは極めて重要な要素となる。ログを通じてシステムの動作状況を把握し、問題が発生した際にはその原因を特定できるからだ。ユーザーの行動パターンを理解し、品質向上やサービス改善のための意思決定にも役立つ。ログはサービス運用の貴重な情報源なのだ。本セッションでは、株式会社うるるでNJSS事業本部 開発部 部長代理 兼 エンジニアリングマネージャーを務める田中聡氏が、自社サービスの運用で管理しているログの全体像を解説してくれた。サービス運用でデータに基づいた開発・改善に取り組みたい多くのエンジニアにとって、ログを活用する仕組みを構築する上での見取り図となるだろう。

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ニーズや市場の変化に応じる「データドリブン開発」とは

 田中氏が所属する株式会社うるるでは、NJSS(エヌジェス)という入札情報速報サービスを提供しており、このサービスを題材にログの全体像を説明した。

 「一般的にデータドリブン開発とは、顧客の行動データや市場データなどを用いることで、顧客のニーズや市場の変化を捉えて、それに応じた開発を行っていくことです。こうした情報が出力されているのが、私たち開発者がよく知っているログです。ログに出力されている情報を十分に活用することで、データドリブンなサービス運用を実現していきます」

うるる NJSS事業本部 開発部長代理 兼 エンジニアリングマネージャー 田中 聡氏
うるる NJSS事業本部 開発部 部長代理 兼 エンジニアリングマネージャー 田中 聡氏

 Webサービスの場合、次のような情報が出力される。サービスの状態としては、稼働率やエラー率・レスポンスの時間がある。サービスの利用状況としては、利用頻度や利用している機能がある。さらにセキュリティの情報として、アクセス情報などがある。

 もちろんこれですべてではないが、こうしたログを十分に活用することで、データドリブンなサービス運用を実現するのだ。

データドリブン開発で活用する情報の例
データドリブン開発で活用する情報の例

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ログ設計で明確にすべき4つのポイント

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この記事の著者

可知 豊(カチ ユタカ)

フリーランスのテクニカルライター 興味の対象はオープンソースの日常利用、ライセンス、プログラミング学習など。 著書「知る、読む、使う! オープンソースライセンス」。https://www.catch.jp

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インタビュー(人物)、ポートレート、商品撮影、料理写真をWeb雑誌中心に活動。

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提供:株式会社うるる

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https://codezine.jp/article/detail/19211 2024/04/05 12:00

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