NTTレゾナントテクノロジーは、ソフトウェア開発・テスト現場における生成AIの活用に関する実態調査をまとめた『テスト・検証分野における生成AI利用状況調査レポート』を、9月1日に公開した。
同調査は、スマートフォンサービスに関わったことのある開発関与者515名を対象に、2月21日から2月24日に実施された。
まず、生成AIの認知度に関する質問では、ChatGPTが約8割、Gemini、Copilotが約5割で続いた。

生成AIの主な活用領域では、「コーディング」が51.7%で最も多かった一方、「要件定義・仕様設計」が43%で続いた。同社は、開発の中核工程だけではなく、上流工程でも生成AIの活用が広がっていると指摘した。

開発やテストにおける生成AI導入の効果は「開発スピードの向上」が43.6%で最多。次いで、「ドキュメント作成の負担軽減」(40.9%)、「テストの効率化」(39.3%)という結果になった。

また、今後生成AIを導入・活用したい工程では、「テストケース作成」や「単体テスト自動化」といった、テスト領域への期待が大きい。

同調査ではそのほか、テスト・検証プロセスの自動化率や、AIを活用した自動化ツールの利用状況についても調べている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です