Mozillaは14日、次世代Webブラウザ「Firefox 3.1」のベータ版をリリースした。FirefoxのWebサイトよりダウンロードできる。
Mozillaは14日、次世代Webブラウザ「Firefox 3.1」のベータ版をリリースした。FirefoxのWebサイトよりダウンロードできる。
Firefox 3.1はコードネーム「知床」の名前で開発が進められている、Firefoxの次期マイナーバージョンアップ。HTMLレイアウトエンジンに「Gecko 1.9.1」を、JavaScriptエンジンに「TraceMonkey」を採用し、最新のWeb標準仕様をサポートする。
初のベータ版となる今回のリリースでは、HTML 5の<video>タグと<audio>をサポートしたほか、ブラウザの位置情報を示す「Geolocation API」の追加、JavaScriptでの高度な演算処理をバックグラウンドで行う「Web Worker Threads」機能の強化、CSS 2.1やCSS 3へのサポート強化、スマートロケーションバーで特殊文字を利用して履歴の絞込みやマッチングをする際のコントロールの改善といった変更が行われている。
また、今回のベータ版から初めてJavaScriptエンジン「TraceMonkey」を試験的に搭載。ただし、開発中のためバグが多く、デフォルトでは利用できない設定になっている。試用してみたい場合は、ロケーションバーに「about:config」を入力し、「javascript.options.jit.content」の項目を「True」に変更後、Firefoxを再起動すればよい。
なお、今回のリリースはあくまでベータ版であり、開発者とテスターだけを対象としている。
【関連リンク】
・Firefox 3.1 Beta Release Notes
・Firefox 3.1 beta 1 now available for download:Mozilla Developer News
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