柳井です。 少し前に、ダーウィンの「種の起源」(上下)を読みました。この一年ほど、生物学系の著者の本を何冊か読んで、ダーウィンに対するリスペクトが激しかったというのが理由です。また、私自身も生物学を学んだ人間として、一度はちゃんと読んでおこうと思って読みました。 この本を読んで、読む前の予測と大きく違っていたのは、非常に具体的な説明を、特定の生物を取り上げて進めている点です。抽象的な概念を提示するだけではなく、実際の現象を詳しく説明していき、引用できる論文がない場合は、自分で実験をしてその結果を書いています。 新しい概念を提示する際、概念だけを伝えても他人には伝わりません。具体的で、限定的なことを書くべきです。そうすることで説得力が増し、理解しやすくなります。他人を説得する際、こういった手法を使うことは大切だと思います。 |
||
連載お気楽マンガ。久しぶりのソース博士。今度の発明は? 毎週火曜日更新。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
柳井 政和(ヤナイ マサカズ)
クロノス・クラウン合同会社 代表社員http://crocro.com/オンラインソフトを多数公開。プログラムを書いたり、ゲームを作ったり、記事を執筆したり、マンガを描いたり、小説を書いたりしています。「めもりーくりーなー」でオンラインソフト大賞に入賞。最近は、小説家デビューして小説も書いています(『裏切りのプログラム』他)。面白いことなら何でもOKのさすらいの企画屋です。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です