川久保 智晴 [著] 2009/12/24 14:00

サンプルコード 1.15 KB
1 2 →

はじめに

 この連載では、「オープンソースApache Tuscanyで楽しむSOA」として、オープンソースのSCA準拠製品である「Apache Tuscany」を取り上げ、SOA(サービス指向アーキテクチャ)の開発について説明していきたいと思います。今回は、サービスの実装に他の言語を使用する方法について、前回のJRubyへの書き換えに続き、Groovyへも簡単に置き換えられることを説明します。

これまでの連載

一度分かってしまえば

 前回は、CalcChargeImplという送料と合計金額の計算をしているJavaコードをJRubyに書き換え、コンポジットファイルを少し変更するだけで実装コードを置き換える方法を説明しました。前回は苦労しましたが、一度置き換え方を習得してしまえば、置き換えるものがGroovyであれ、Jythonであれ非常に簡単です。Groovyに至っては10分で置き換えることができました。慣れてしまえば、さらに早くなるはずです。

 ここまではJavaのコードを置き換えることだけを話題にしてきましたが、責務を与えたコンポーネントを実装するのにどの言語がふさわしいかという視点から言語を決定し、開発することも可能となります。あるいは限られた要員のスキルにあった言語で実装し、Tuscanyで組み合わせることによりアプリケーションを開発することも可能なのです。

 正確な数字は忘れてしまいましたが、IBMのセミナーで「世界には、JavaやC++などの言語を使える技術者は300万人、PHPを含めたスクリプト言語を使える技術者は1500万人いる。スクリプト言語を使える技術者をもっと巻き込んでアプリケーションを作成しないのはもったいない」のような話を聞き、非常に感銘した記憶があります。そのセミナーはTuscanyに関係ありませんでしたが、Tuscanyはその思想を受け継いでいるように思えます。コードをコンポーネント化し再利用することで、アプリケーションの開発が迅速化し、開発コストも低減できるという話は皆さんも耳にタコができるほど聞かされ、実際には思ったほど容易ではないと考えていらっしゃる方も多いと思います。このような意味でのコンポーネントであれば、SCAによってようやく実現できたと筆者は考えています。SCAを実装したTuscanyを使えば、コンポーネントが本当にレゴブロックに見えてきます。


1 2
→
INDEX
オープンソースApache Tuscanyで楽しむSOA 第8回「Groovyもサービス化しましょう」
Page1
はじめに
一度分かってしまえば
Groovyで置き換える
改めてTuscanyとは何か
プロフィール
川久保 智晴 カワクボ トモハル

COBOLで13年、Javaを中心としたWeb開発で10年。2つしか言語知らないのかというとそうでもなく、sed/awk、Perl、Pythonなども一時期は業務で使えるレベルまで達したと思っています(自己申告)。

最近はプロジェクトマネージャやソフトウェアアーキテクトという一見相容れない仕事を繰り返してきましたが、実は両者の技術は密接に絡んでいるというのが最近考えていることです。プロジェクトマネージャがあまりにも技術に疎かったり、ソフトウェアアーキテクトがあまりにもコストに鈍感であったりするのを見るにつけ思いが深まっています。

以前はお酒が大好きでいろんなところに出没していましたが、今はおとなしく家飲みに徹しています。土日は20キロ近くジョギングしたりして爽やかなIT技術者を目指しています。2度と徹夜の日々がなくなることを祈りつつ生活しています。


注目の求人情報
技術営業・マーケティング/社名非公開
当社はクレジットカードのシステムの提案・設計・開発・運用を行っています。 特定顧客に対し、システ...
技術営業・マーケティング/外資系ITサービス企業
■営業、プリセールス、デリバリーコンサルタント ERPシステムやITシステムの営業~プリセールス~デ...
コンサルタント/ベンチャーファーム
最先端金融業界向けソフトウエア設計、開発、運用についてProjectのサブリーダー、もしくはチームメンバ...

(最新日付順)
名前(ゲストの方もコメントをどうぞ):*
アイコン:
なし

内容(テキストのみ1200文字まで):*

投稿規定に同意して

スポンサーサイト

この記事のトラックバックURL: