はじめに
前編では、Windows Azure MarketPlace DataMarketの概要とExcelやPowerPivotでの使用方法について解説しましたが、いかがだったでしょうか。データの使用イメージが理解できたのではないでしょうか。後編では引き続いてアプリケーションからの使用方法について解説していきます。
なお、DataMarketのデータセットにはクエリを発行する際に必須入力値のある(=フィックスクエリ)データと、必須入力値のない(=フレキシブルクエリ)データの2種類があります。C#を使用して開発する場合、この2つの種類で開発手順が異なります。この2つの種類は各データの紹介画面の[Detail]タブで[Service root URL]の次の行に表示されます。
対象読者
- クラウドとして提供されるサービスに興味がある方
- DataMarketに興味がある方
- マッシュアップでのサービス開発に興味がある方
必要な環境
- 有効なWindows Live IDアカウント
- Visual Studio 2010
- .NET Framework 4以降
- Windows Azure SDK 1.3
Windows Azure SDK 1.3はサンプルアプリケーションをAzure上でホストするために使用しています。他の環境で開発する場合は不要です。
Visual Studio 2010のインストールは、Visual Studio 2010 Beta 2と変わらないので、過去の記事『Visual Studio 2010 Beta 2を使ってみよう』(CodeZine)を参考に行ってください。