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「PyCon JP 2012」レポート

PyCon JP 2012 開催前レポート
~第2回 主要セッションの見どころ紹介

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 第1回は座長の挨拶および基調講演者と内容の紹介でした。第2回となる今回はPyCon JPの見所であり、多くの人が参加するであろうセッションの内容を紹介します。セッションの内容といっても皆様にご応募いただいたものの中から選んだセッションやハンズオン、Lightning Talksなどさまざまなものがありますが、今回は一番多い発表形式のセッションの中身をいくつか紹介します。

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セッション紹介

 プログラム担当の畠です。今年はイベントの構成が去年と変わっています。そのため下記のような理由で応募数に不安がありました。

  • 2日間開催となりセッション数が増える
  • 併設イベントを設置する影響で応募が分散する

 ところが、蓋を空けてみれば予想を大きく超えた60件もの応募が集まりました。特に英語のセッションは海外から応募していただいた方も多く、PyCon JPの知名度が徐々に高まっているようです。

 これから、筆者が個人的に注目している日本語のセッションを3つ、英語のセッションを2つ紹介します。

Beginning Python

 最初に紹介するのは15日の14:30-14:55に行われる「Beginning Python」です。

 PyCon JPは初心者にも優しいイベントを目指していて、初心者の方を対象とする講演や、初心者の方による講演をいくつか用意していますが、これはその内の一つです。

 スピーカーの佐藤健さんは会場となる産業技術大学院大学の学生で、Python経験1年未満とのことです。

 佐藤さんにセッションの説明をしていただきました。

佐藤さん
佐藤さん
本セッションでは、私がPythonと出会った瞬間から今日に至るまで(約10か月間)に受けた感動や、直面した問題、今にして思う反省点などについて、背伸びをせず、文字通り「初心者の視点で」お話させていただき、体験を共有できればと思います。楽しいセッションにできれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

 これからPythonを学ぼうと思っている方はもちろん、初心者だった頃の心を忘れたくない方にもお勧めです。

国産PaaS、NIFTY Cloud C4SAの中身

 次に紹介するのは15日の最後の時間帯16:30-17:15に行われる「国産PaaS、NIFTY Cloud C4SAの中身」です。

 国産PaaSであるNIFTY Cloud C4SAは、コア部分がPythonで作られているPythonistaのためのPaaSです。このセッションでは、基本的なC4SAの構成の解説から、なぜRuby on RailsではなくPythonで作ることにしたのかなどの経緯などをお話いただきます。

 NIFTY Cloud C4SAの開発者であり、スピーカーの大畑貴弘さん(リアルグローブ)に講演の意気込みを聞いてみました。

大畑さん
大畑さん
手前味噌ではありますが、NIFTY Cloud C4SA のアーキテクチャは結構面白いんじゃないかと思っています。 たっぷり時間をいただきましたので、表面的な話だけでなく、コアな話もするつもりです。 ぜひ見に来てください。がんばります。

 Pythonで作られたPaaSなんて非常に興味深いですね。NIFTY Cloud C4SAに興味がある方は元より、これから開発するシステムにPythonを使うかどうか悩んでる方にもきっと参考になるセッションだと思います。

 また、17日に開催されるSprintでは、今年唯一のPlatinumスポンサーであるNIFTY Cloudの協賛でNIFTY Cloud C4SAハッカソンも開催されるようです。興味のある方はぜひそちらにも参加してください!

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この記事の著者

保坂 翔馬(ホサカ ショウマ)

どこにでもいる普通のプログラマ。 主にPython界隈で活動中で、勉強会に出没したり、PyCon JP運営チームに参加するなど。 最近はPyPyに興味を持って開発・翻訳などをしたりしている。 パーフェクトPythonの著者の一人 PyCon APAC 2013副座長 Python mini Hack-a-thonの主催の一人 趣味は自転車・バイク・ボルダリングなど。 Twitter: @shomah4a ブログ: プログラマのネタ帳 二冊目

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

畠 弥峰(ハタ ヒロタカ)

PyCon JP 2016 チュートリアル担当。 Webアプリケーションを中心に10年近くPythonで仕事をしている。PyCon JPには2011年からスタッフとして活動。 Twitter: @flag_boy

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/6742 2012/08/29 14:00

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