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災害によるITインフラへの影響と情報発信の在り方

災害コミュニケーション ITだからできるコト(11)

災害によるITインフラへの影響と情報発信の在り方(11)

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 本連載では災害によるITインフラへの影響と情報発信の在り方について、さくらインターネット研究所が独自に調査研究を行った成果を元に、今後期待される災害コミュニケーションの在り方についてご紹介します。

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手軽にできる全天球撮影(RICOH THETA)

 さくらインターネット研究所では次世代空間情報として、さまざまな表現方法について調査研究を行っています。前回の『災害コミュニケーション ITだからできるコト(10)』に引き続き、今回は全天球撮影カメラについて見ていきましょう。

 RICOH THETAは全天球撮影を手軽に行えるカメラとして昨年リリースされ、Microsoft Photosynthにも対応しています。より自由度のある空間情報の表現方法を選べるように、今回はこの2つの組み合わせによる利用例について解説します。

 それでは具体的な使い方について見ていきましょう(図1)。まずはRICOH THETAの電源を入れ、iOSのWi-Fi設定からTHETAを選び接続します。Wi-Fi設定等の詳細は、RICOH THETAのマニュアルをご参照ください。次に、Photosynthを起動します。設定画面に移るため「人型のシンボル」を押し、つづけて「ギア型のシンボル」を押し、最後に「Ricoh Theta capture on」を選びます。これで設定は完了です。「Θ(シータ)型のシンボル」を選び「tap to capture」を押すと撮影が行われます。

図1.Microsoft PhotosynthのRICHO THETA撮影モード画面
図1.Microsoft PhotosynthのRICHO THETA撮影モード画面

 撮影が終了したら、再び「人型シンボル」を選び、「ON DEVICE」を押しましょう。つづいて「import」を押すと、RICOH THETA上にある全天球写真データをiPhone/iPod/iPad上に保存できます(図2)。

図2.全天球写真のインポート方法
図2.全天球写真のインポート方法

 さらにimportされたRICOH THETAで撮影した全天球写真データを選び、「share」ボタンを押した上で「camera roll」を選択すると、カメラロールへ1枚の画像として保存ができます(図3)。

図3.全天球写真の共有方法
図3.全天球写真の共有方法

 いかがでしょうか? 一回のシャッターで全天球すべてを撮影できるRICOH THETAの素晴らしい威力を感じられるかと思います(図4)。

図4.RICOH THETAで撮影された全天球撮影写真
図3.RICOH THETAで撮影された全天球撮影写真

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この記事の著者

松本 直人(マツモト ナオト)

1996年より特別第二種通信事業者のエンジニアとしてインターネット網整備に従事。その後システム・コンサルタント,ビジネス・コンサルタントを経て2010年より,さくらインターネット株式会社 / さくらインターネット 研究所 上級研究員。(2016年より一時退任)研究テーマはネットワーク仮想化など。3~5年先に必要とされる技術研究に取り組み、世の中に情報共有することを活動基本としている。著書: 『モノのインターネットのコトハジメ』,『角川インターネット講座 ~ビッグデータを開拓せよ~』など多数。情報処理学会 インターネットと運用技術研究会 幹事

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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