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【デブサミ2014】13-C-6 レポート
WindowsアプリがiOS/Androidアプリに! Xamarinの実力を披露

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2014/03/20 14:00

 フルネイティブなアプリをクロスプラットフォーム開発する。しかも、C#と.NETを使って。日本マイクロソフト株式会社でテクニカルエバンジェリストを務める渡辺友太氏のセッションでは、Xamarin(ザマリン)+Visual Studioという環境でiOS、Android、Windowsすべてに対応したネイティブアプリを作る方法が紹介された。

目次
日本マイクロソフト テクニカルエバンジェリスト 渡辺友太氏
日本マイクロソフト テクニカルエバンジェリスト 渡辺友太氏

「Visual Studio上でiOS/Androidアプリ開発を」の声に応えた

 そもそも、なぜ、日本マイクロソフトのテクニカルエバンジェリストが、iOSやAndroidのアプリケーションを開発するツールの話をするのか。その理由について渡辺氏は、利用されるデバイスとOSが増え、その有用性が一般に認知されてきたことと、それに伴い、開発者の関心もクロスプラットフォームに移ってきていることを挙げた。

 また、最近のスマートデバイス向け開発では、以下の実現も要求される。

  • すばやい市場投入:OSのバージョンアップが早く、新しいデバイスも出る。
  • コストの抑制:いかに既存チームのスキルを生かし、工数を削減するか。
  • 質の高いUX:キーボード、マウス以外の入力方法への対応など。

 決定的なのは、こうした事情を背景に「マイクロソフトのVisual Studioで、なぜiOSやAndroidのアプリケーションが作成できないのか、という指摘が顧客から数多く寄せられた」(渡辺氏)ことだろう。

 マイクロソフトは、これらを実現するために2013年11月、Xamarin社とグローバルでパートナーシップを締結。Visual Studio上でiOS/Androidアプリを開発可能にする同社のアドイン「Xamarin」を、Visual Studio 2013の公式アドインとした。さらに、ポータブルクラスライブラリやAzureモバイルサービスといった、既存の.NET、C#の資産を活用するためのツールにも正式対応となっている。

 Xamarinの特徴は次の3つである。

  • “フル”ネイティブな開発経験:JavaとObjective-Cと同じことができ、すべてのAPIが使える。
  • パフォーマンスが高い:インタープリターではない、コンパイルされたバイナリパッケージとして出力される。
  • C#ですべて書ける:.NETやVisual Studioにおける既存の資産やスキルを活用して、アプリケーションを開発できる。

クロスプラットフォーム開発で作成可能なアプリケーションには、「Web上でブラウザーからアクセスするもの」「Webとネイティブをブリッジしたハイブリッド」「ネイティブ」の3種類があるが、Xamarinで作成するのは「ネイティブ」である。

 なお、クロスプラットフォーム開発だからといって、すべての部分をデバイスやOSを超えて共通化するわけではない。「共通のビジネスロジック部分をC#で書く」というのがXamarinの作法になっていると、渡辺氏は説明する。

 一方、画面はネイティブで作成する。Windowsストアアプリ向けの画面はBlendで作成。Android向けの画面は、Xamarinが提供する公式のデザイナーにより、Visual Studio上でデザインできる。iOS向けの画面だけはMac上での作成となる。

 デバッグでは、EclipseやXcodeで作成する場合と同様に、シミュレーターを使用できる。実機にデプロイしてデバッグしていくことも可能だ。

Visual StudioとXamarinによる開発環境
図:Visual StudioとXamarinによる開発環境

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