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新モデル「Pebble Time」も発表され大注目のプロダクト、スマートウォッチ「Pebble」の基礎知識とアプリ開発入門

技術系同人誌サークルとのコラボ企画! 編集部特選ニッチな技術記事(1)

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2015/03/19 14:00

 本記事は、2014年冬のコミケでCodeZine編集部がゲットした技術系同人誌の記事の中から、「これは面白い!」と思うものについて、著者の方に加筆修正していただいた上で公開するものです。今回は、同人誌サークル「第7開発セクション」の『NANAKA+INSIDE PRESS vol.6』より、スマートウォッチ「Pebble」(ペブル)の開発入門をお送りします。2015年2月に発表されたPebbleの後継機「Pebble Time」の情報も加筆いただいています。(編集部)

目次

はじめに

 こんにちは。ぼぶ(@Bob_Mk2)と申します。最近、ある界隈でスマートウォッチのPebbleが熱いとのことで、自分も一つ買ってみました。この手のスマートウォッチを買うのは初めてだったのですが、すっかりはまってしまい、ここ何週間はやたらとPebbleにまつわるLTをして布教活動をしている気がします。今回はPebble入門という内容で、Pebbleとは何ぞや? ということと、アプリの開発環境について解説します。

 2月末に新型のPebble Timeが発表され、Pebble Timeに対応したSDK 3.0も公開されました。Pebble Timeについても記事内で少し触れますが、今回の主なターゲットはPebble(旧Pebble)になります。新Pebbleについて言及する際は、「Pebble Time」と表記します。

Pebbleとは

 Pebbleはスマートウォッチの1つです。始まりはKickstarterプロジェクトで、2012年の春頃に合計で約1,000万ドルの出資を受けて成功を収めたことから当時話題になりました。最近では、2014年の年末時点で、100万台が販売されたことが発表されました。

Pebble
Pebble

 自分が正月休みにハワイに行った際には、ホノルル空港内に設置されていたBestBuy Express自動販売機の中にPebbleがあって驚きました。Kickstarterで始まったものが空港で販売されるほどにまで来たのかと、少し感動しました。

BestBuy Expressで販売されていたPebble
BestBuy Expressで販売されていたPebble

 Pebbleが他のスマートウォッチと大きく異なる点として、白黒ディスプレイがあげられます。このディスプレイは 144×168ピクセルの電子ペーパーディスプレイを採用しています。そのため、昼間でも見やすく、バッテリーが長持ちです。使う状況にも左右されますが、平均5~7日は充電をしなくても利用できます。自分の場合、更新頻度の低い時計盤を付けて生活した場合は、10日ほどバッテリーが持ちました。

新Pebble(Pebble Time)とは

 Pebbleの新モデルです。Pebbleのときと同様に、Kickstarterで出資を募る形式で日本時間の2015年2月25日の0時に公開されました。

 Pebbleと大きく異なるのが、カラー電子ペーパーディスプレイを搭載していることです。それまで白黒だったものが突然カラーに、これはゲームボーイからゲームボーイカラーになったときのようなワクワク感がありますね。電池持ちも5~7日間とスペックには記述されていて、時計として問題なく常用できそうです。30fps表示や音声入力に対応するとのことで期待が高まります。

 KickstarterでのPebble Timeプロジェクトは、本記事執筆時点(3月頭)で、まだ出資を募っている状態です。期日は2015年3月28日の11時までなので、興味がある方は是非この機会にお求めください。Pebbleの時のように最終的にはマーケットが設けられていつでも買えるようになるとは思いますが、こういうガジェットは早めに手に入れたほうが個人的には面白いと思います!

 Pebble TimeのEary Bird(※1)枠の当初5,000だったものが30分ほどで品切れになり、急遽10,000まで枠が増やされましたが、それも公開されて1時間後には全て品切れ状態になりました。現在は179ドル出資することでそのリワードとしてPebble Timeを1つ受け取れます(※2)。バッテリー容量が強化され、見た目もカッコイイSteel版は250ドルです。

注釈

※1 Kickstarterのプロジェクトの多くは、Early Birdと呼ばれる「早起きは三文の得」のリワードを用意してくれています。これは、早く出資することで、通常のリワードを少し割安に獲得できるというものです。数がとても限定されていますが、10~20ドルほど通常の場合よりも安く出資することができるため、気になったプロジェクトがあった際には早めに出資することをオススメします。

 

※2 Kickstarterの特性上、プロジェクトの進捗によっては、必ずしもリワードが受け取れるとは限らないのでその点は注意してください。

Pebbleと親機

 Pebbleは、Bluetooth連携している親機(AndroidやiPhone)の通知を表示することができます。メールの受け取りや、電話の着信、Twitterのリプライ通知など、多くの通知を受け取ることができるのでとっても便利です。メールの着信通知の場合だと、Pebbleのディスプレイ上にはメールのタイトルと本文が表示されますが、ファームウェアv2.9時点ではまだ日本語には対応していないため、ほとんどが豆腐と呼ばれる白い四角で表示されます。日本語を表示したい場合には有志の方が作られたPebble 日本語ファームウェアをインストールすることで、v2.9版の場合1,300字までの日本語を表示することができます。

 Pebbleはネットワークに接続することができないため、それ単体では時計としての機能しか持ちません。親機(AndroidやiPhone)とBluetooth接続し、連携することでスマートウォッチとしての機能を利用することができます。親機がPebbleと連携するためには、Pebbleの公式アプリをインストールする必要があります。この公式アプリ上から、Pebbleアプリのインストールやファームウェアのアップデートを行います。親機がPebbleの近くにないとPebbleは親機からの通知は受け取れません。また、天気情報などネットワークを通して取得する必要がある情報も親機が繋がっていないと更新されなくなるため注意が必要です。


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著者プロフィール

  • ぼぶ(ボブ)

     不規則な生活を送る系のエンジニア。  最近はガジェットや3Dプリンタ、モデリングに興味があります。  Twitter:@Bob_Mk2

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