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「PyData.Tokyo Meetup」イベントレポート

Pythonを使って地理情報の分析・可視化をしてみよう~PyData.Tokyo Meetup #9イベントレポート

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 PyData.Tokyoは「Python+Dataを通じて、世界のPyDataエクスパートと繋がれるコミュニティーを作る」ことを目的として設立されました。これまでに勉強会8回およびチュートリアル2回が開催されました。9回目の勉強会となる今回は「地理情報データ」をテーマに株式会社マイクロベース 仙石裕明さんにご登壇いただきました。

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 登壇者のレベルの高い講演に加え、第一線で活躍されている研究者やデータサイエンティストが集まる大変充実した会になりました。なお、今回の会議はアクサ生命保険株式会社様のオフィスをお借りして実施しました(アクサ生命保険株式会社様は実はPythonのヘビーユーザとのこと!)。この場を借りてお礼申し上げます。

Pythonではじめる地理情報データ解析

 PyData.Tokyoオーガナイザーの山本(@kaita)です。

 さまざまな位置情報を測定・集計・分析した上で、その結果を地図上にマッピングし、そこで「何が」「いつ」「起こっているか」を把握する、いわゆる「地理情報データ解析」がさまざまな用途で活用されるようになってきています。地理情報データ解析を行う際に必要な各種ツールの多くがPythonで実装されており、多くのシーンで利用されています。

 そこで、今回、PyData.Tokyoでは株式会社マイクロベースの仙石さんに「Pythonではじめる地理情報データ解析」と題して位置情報データを扱う上でぶつかる特有の問題やPythonライブラリを活用した対処方法を紹介していただきました。また、位置情報データの解析に必要なノウハウや、解析事例も同時に紹介していただきました。

地図マニアで地理情報エキスパートの仙石裕明氏

 講演者の仙石さんは根っからの地図マニアです。子供の頃から地図が大好きで、地図を見ながら世界旅行を想像してきたとのことです。仙石さんの部屋の壁には昨今のありとあらゆる地図が飾られており、また、地図が好きで、東大で空間情報に関する研究に携わるだけではなく、自分自身で地理情報を解析するための会社を立ち上げてしまうほどの地図マニアであるとのことです。

 仙石さんがCEOを務める株式会社マイクロベースでは、交通流の分析や商圏分析などを行っています。また同氏は地図データのWikipedia版と言われるOpenStreetMapのコミュニティーなどにも積極的に関わっています。

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この記事の著者

シバタアキラ(シバタ アキラ)

データサイエンティスト@DataRobot, Inc. PyData.Tokyoオーガナイザー 人工知能を使ったデータ分析によるビジネス価値の創出が専門分野。物理学博士。NYU研究員時代にデータサイエンティストとして加速器データの統計モデル構築を行い「神の素粒子」ヒッグスボゾン発見に貢献。その後ボストン・コンサルティング・グループでコンサルタント。白ヤギコーポレーションCEOを経て現職 Twitter: @madyagi Facebook: Akira Shibata DATAブログ: http://ashibata.com DataRobot, Incウェブサイト: http://datarobot.com

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

池内 孝啓(イケウチ タカヒロ)

神奈川県横浜市出身。1984年生まれ。ソフトウェア開発会社、インフラサービス提供会社を経て2011年3月株式会社ALBERT入社。クラウドコンピューティングを活用したマーケティングプラットフォーム事業の立ち上げに携わる。2014年1月に同社執行役員に就任。2015年8月株式会社ユーリエを設立。同社代表取締役社長兼CTO。2014年にコミュニティ PyData.Tokyo を共同で立ち上げるなど、Python と PyData ...

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山本 光穂(ヤマモト ミツオ)

デンソーアイティーラボラトリ シニアエンジニア。2006年デンソーアイティーラボラトリ入社以来、時空間情報閲覧サービス(製品名:今昔散歩)や情報検索等に関する研究に従事。特に最近はドライバーの意図推定技術や同推定結果に基づく最適な情報提示技術に興味を持つ。趣味はマウンテンバイクとイングレス(Resistance)。Facebook: https://www.facebook.com/mitsuo.yamamoto.0112 Twitter: @kaita

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https://codezine.jp/article/detail/9765 2016/11/15 14:00

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