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自らの手で、価値あるものを生み出し続けたい――デブサミでつかんだ転機と、エンジニアとしての決意

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2017/02/01 14:00

 毎年2月に目黒雅叙園で開催される、開発者向けのイベント「Developers Summit」、通称デブサミ。さまざまなセッションが行われるが、そこで得たものはどのように生かしていけばいいのだろうか。今回はDevelopers Summit 2016への参加をきっかけにキャリアの転機を迎えた、freee株式会社の本田崇智さんにお話を伺った。

目次
freee株式会社 ソフトウェアエンジニア 本田崇智さん
freee株式会社 ソフトウェアエンジニア 本田崇智さん

エンジニアとして、ずっと手を動かしていたかった

 ――まずはこれまでのキャリアについてお伺いします。

 新卒でNTTデータに就職し、ネットワークエンジニアからセールスエンジニア、営業まで、私の希望もあり、いろいろと経験させてもらいました。その後、2012年からは技術開発本部というR&D部門のエンジニアとして、新技術の開発を行って、それをサービスまでつなげていくようなことをしていました。

 その部署では海外のパートナーと仕事をする機会もありましたし、プロジェクトマネジメントや、トータルでソリューション開発をするようなこともしていました。サービス開発の計画から、実際に事業化するまで、幅広く担当していましたね。

 その中で、自分の手を動かしてモノをつくる工程が一番面白く感じられて。つくったモノが実際に動いて、お客さまに使ってもらえることがうれしかったんです。それから、「1日中手を動かすことに集中できて、周囲に同じような考えを持つ優秀なエンジニアがいる環境で働いてみたい」と考えることが増え、転職を意識するようになりました。

 ――そのように考える中、freeeと出会ったきっかけを教えてください。

 前職の先輩が「Developers Summit」に毎年参加していて、私も勧められて2013年から行くようになりました。そこで、2016年に弊社の開発本部長である平栗のセッションに参加したのがきっかけです。

 ――平栗さんのセッションを選ばれた理由をお伺いします。

 まず、「生きる」というタイトルが衝撃的ですよね。セッションの紹介ページを見て、かなり面食らいましたし、「無事に帰れるかな……」と、不安になりました(笑)。ただ、どこか引っかかるものがあったんです。ぼんやり考えていたことのヒントになるんじゃないかと。それで、「取りあえず聞いてみようかな」という気軽な感じで参加しました。

Developers Summit 2016 freee株式会社 平栗遵宜さんのセッション紹介ページ
Developers Summit 2016 freee株式会社 平栗遵宜さんのセッション紹介ページ

 ――セッションに参加されて、特に印象的だったところを教えてください。

 開発本部長という立ち位置ながら、エンジニア歴が実は3年で、プログラミングがほぼ未経験の状態から、死ぬ気でやろうと思って始めたというような……。そのような状況下で、信じるところに本気でコミットして、エンジニアとして生きている実感が得られた、という話を聞きました。ものすごい熱量を感じましたね。

 私も、やりたいことはあってそこに注力したいと思いつつも、踏ん切りがつかない現状があったんです。でも、自分の信じたことへ全てをささげていく生き方に感銘を受け、考えました。「自分は今の生活で、エンジニアとして生きている実感を得られているのか?」と。今になって振り返ると強く惹かれていたんだと思います。

 ――この人と一緒なら「エンジニアとして生きている実感を得ることができる」という直感があったということでしょうか。

 そうですね。平栗がセッションの中で、freeeという会社の開発組織や雰囲気まで、全部を作っているという話をしていたんです。この人の下で働くと面白そうだな、と思いました。それで、Ask the Speaker(編集部注:登壇者への質問コーナー)で話をして、「じゃあ面接に来てみたら」と、お誘いをいただきました。

 ただ、環境が180度変わると思ったので、踏み切っていいのかとは悩みました。でも、ここであれば自分が求めている、手を動かして価値を出し続けることができる、という直感がありました。

 ――転職したい、という思いが先行していたわけではなく、freeeだから転職しよう、という決意が生まれたということですね。

 そうですね。前職に大きな不満があったわけではないので。あとは、freeeの価値基準に共感できたというのもあります。

freee 5つの価値基準(freeeのWebサイトより)
freee 5つの価値基準(freeeのWebサイトより)

 freeeには価値基準という行動や価値判断の指標が5つあります。「ユーザーにとって本質的な価値があるものを提供しよう」「まずは動くものを作れるように行動しよう」「現在のリソースやスキルにとらわれずに理想から考えていこう」などです。これらの価値基準は「自ら手を動かして価値あるものを生み出していく」という私のポリシーに合っていました。


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