ファイルやディレクトリの位置を表すのにパスという言葉を使います。このパスには、ルートディレクトリからどのような経路を通って目的のファイルやディレクトリを示すかという表記方法と、カレントディレクトリからどのような経路を通って目的のファイルやディレクトリを表すかという表記方法の2つがあります。前者を絶対パス(フルパス)といい、後者を相対パスといいます。
相対パス指定では、「.」(カレントディレクトリを表します)と「..」(親ディレクトリを表します)の特別な記号をを使うことがあります。ファイルシステムのツリー構造を例にとると、カレントディレクトリを「ディレクトリ11」とした場合、親ディレクトリの「ディレクトリ1」の下にある「ファイル11」を表す相対パスは「../ファイル11」となります。また、カレントディレクトリを「ディレクトリ1」とした場合、カレントディレクトリ内の「ディレクトリ12」の下にある「ファイル12」を表す相対パスは「./ディレクトリ12/ファイル12」となります。
ファイルシステム上のファイルやディレクトリを操作するために、ツリー構造上のどの位置にいるのかを表す言葉で、ワーキングディレクトリとも呼びます。カレントディレクトリの絶対パスは、pwdコマンドで参照することが可能です。また、カレントディレクトリの変更は、cdコマンドによって行います
本コンテンツは「UNIXコマンド辞典 ビギナー編」(2003年)を元にWeb用に再編集したものです
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