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IoT Starter Studio

話題のIoTプラットフォーム連携デバイスが日本上陸! 「Electric Imp」開発キットを試そう

IoT Starter Studio 第18回

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 本連載では、IoTハックに興味のある人に向けて、ハッカブルなIoTデバイスを紹介していきます。今回はIoTプラットフォーム「Electric Imp」の開発キット「impExplorer Developer Kit」を紹介します。

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 こんにちは、エンジニアのちゃんとく(@tokutoku393)です。本業ではPHPでバックエンド開発をする傍ら、テクニカルライターとしてdotstudioに参加しています。

 「IoT」というワードが流行って久しく、個人でハックを楽しむ人やIoT関連イベントが多くなってきました。現在では、ブラウザから簡単に制御できたり半田付けなしに繋げられたりと、ハードウェアの複雑な設定なしで簡単に扱えるIoTデバイスも増えてきています。

 今回はスマートフォンからの設定でインターネット接続ができる、IoTプラットフォーム「Electric Imp」の開発キット「impExplorer Developer Kit」を紹介します。

Electric Impとは

 IoTの開発に必要なハードウェア・ソフトウェア・インフラと管理ツールを一元提供するプラットフォームです。

 Electric Imp専用のWi-Fi通信モジュール搭載のハードウェア、簡単にWi-Fi設定ができるスマートフォンアプリ、ウェブからハードウェア・ソフトウェアの開発、実行ができるimpCloudからなる「IoT QuickStart Family」を使って簡単にIoTプロダクトの開発を始めることができます。

 以前「IoT開発向けのSDカード型デバイス&プラットホーム「Electric Imp」を試してみよう」で紹介したimp001モジュールは国内では使えませんでしたが、新しいimp004mモジュールは技適認証済みで、待望の国内発売開始となりました。

 今回は開発キットの一つ、「impExplorer Developer Kit」を紹介します。

impExplorer Developer Kit

  • 正式名称:impExplorer Developer Kit(いんぷえくすぷろーら でぃべろっぱー きっと )
  • 電源供給方法:USB miniBまたは単三電池3本
  • Wi-Fi:impModule(imp004m)搭載
  • Bluetooth:非搭載
  • 税込価格:7,980円

 Electric Impは「電気の小鬼」と言う意味で、ロゴマークも小鬼になっています。

Wi-Fiセットアップに使うのはスマートフォンアプリだけ

 Electric Impは「IoT製品開発向け」と打ち出しており、ハードウェアはWi-Fi(またはEthernet)でインターネットに繋がることが前提になっています。プログラムに手を加える必要はなく、スマートフォンアプリを使って30秒程度でWi-Fiセットアップを完了することができます。

impCloudでサーバサイド・ハードウェアの一元開発

 インフラと管理ツールを提供するimpCloudではデバイス管理ツールに加えてウェブ統合開発環境(IDE)が用意されており、Agent(クラウド側)とDevice(デバイス側)をSquirrel(スクワール)という言語で一元開発できます。

 Agentの仕組みを使えばWebサーバを自分で用意する必要がないので、手軽にウェブ連携を試すことができますね。

単三電池でスタンドアロンに稼働

 impExplorer Developer Kitは電池ボックスが搭載されており、初めから電池駆動で動かすことができます。場所を選ばず、Wi-Fiさえあればインターネットにつながるので、IoT製品のプロトタイプ制作にはかなりオススメです。

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この記事の著者

ちゃんとく(dotstudio株式会社)(チャントク)

 大学までは文系で法学を学んでいたが「モノを作れる人」に憧れて知識ゼロからエンジニアに転身。本業ではPHPでWebサーバサイド開発を担う傍ら、テクニカルライターとしてdotstudioに参加している。 Node.jsユーザグループ内の女性コミュニティ「Node Girls」を主催。趣味の電子工作では日本最大のIoTコミュニティ「IoTLT」では体当たり電子工作を発表中。 Twitter: @tokutoku393 URL: dotstudio株式会社

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https://codezine.jp/article/detail/10245 2017/06/30 14:00

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