JavaScript/TypeScriptの静的解析ツールである「ESLint」が、正式にCSSのリントをサポートしたことが発表された。
ESLintの開発チームは、2024年7月に、「ESLintをあらゆる言語のリントが可能な、より汎用的なリンターにする」計画を発表していた。2024年10月にはJSONとMarkdownをサポートした。今回のCSSサポートの導入によって、さらに汎用性が向上する。
CSSのリントは、公式の言語プラグインである@eslint/css
プラグインを使用することで実行できる。プラグインを使用するには、npmからインストールし、構成ファイルを更新する。
また、プラグインにはno-empty-blocks-
(空のブロックを許可しない)、no-invalid-properties-
(無効なプロパティを許可しない)などのいくつかのルールが組み込まれている。
デフォルトでは、CSSのリントはコードを厳密に解析し、発見したすべてのエラーを強調表示する。ただし、ブラウザのCSS解析にはエラーリカバリー機能が組み込まれており、構文エラーがあってもCSSを解釈できる。
また、カスタム構文を定義するオプションも用意されており、tailwindSyntaxオブジェクトを使用することで、tailwind CSIをリントすることも可能。
CSSのリントの設定の詳細については、下記のREADMEを参照。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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