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【Adobe MAX 2014】セッションレポート

【速報レポート】ついに見えてきたクリエイティブクラウドの真価~Adobe MAX 2014基調講演


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 アドビ システムズ(以下、アドビ)が開催するクリエイティビティ・カンファレンス「Adobe MAX 2014」が、アメリカ・ロサンゼルスで、現地時間の10月6日朝、開幕しました。これから3日間の日程で基調講演や、数百のセッションが開催されます。今回は、1日目の朝の基調講演で発表されたいくつかの新しいサービスや機能について速報をお伝えします。

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 Adobe MAX 2014は世界中から5,000人以上が参加するイベントで、その基調講演では全員がノキアホールという巨大なホールに集まり、発表を待ちます。従来はデベロッパー向けのイベントでしたが、昨年からクリエイティビティカンファレンスに変わり、その影響か昨年に比べてさらに女性の参加者が増えたような気がします。

 基調講演の開始です。今年も1時間半にわたってさまざまな発表が続きます。

アセット全般をクラウドで管理できる「クリエイティブプロファイル」

 スマートフォンやタブレットなどは、「コンテンツを消費するデバイス」から「コンテンツを生み出すデバイス」へ変わりつつあります。いつでもどこでも前の作業の続きを行い、次の作業につなげられる必要があります。

 デベロッパーなら簡単なことですが、デザイナーにはこれまで難しいことでした。アドビはモバイルアプリを用意してきたものの、いわゆるモバイルでしか使えないアプリで、帰ってからデスクトップで作業の続きを行うようなことはできませんでした。デスクトップアプリはモバイルアプリと分断されていたのです。

 「クリエイティブプロファイル」は、みなさんの指先までフォント、カラー、ファイルを持っていく新しいサービスです。

 アドビのクラウドサービスの価値は単なるストレージとしてのものではありません。さまざまなファイルをファイル名前で管理するのはもはや時代遅れです。

 「クリエイティブライブラリ」によって、カラー、テキストスタイル、ブラシ、画像、アートワークをクラウド上で管理します。作業するパソコンやデバイスが変わっても、同じアセットをオンラインでもオフラインでも使えるようになりました。

 また、これらのアセットはブラウザからも見ることができ、アセットをチームで共有することもできます。

 単にファイルをクラウドで共有するのではなく、デザインの素材をチームで共有して使うという、新しいコラボレーションの形が見えてきました。

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デスクトップアプリとひもづく形で整理された新モバイルアプリ群

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この記事の著者

石川 修一(イシカワ シュウイチ)

株式会社ニューロマジック 執行役員早稲田大学大学院 基幹理工学研究科 招聘研究員慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科附属メディアデザイン研究所 リサーチャーデザイン、フロントエンドからクラウドまで、新しいことに興味がありすぎて時間が足りない、Web制作会社の制作部門統括。Adobeインフルエンサー。九州...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/8183 2014/10/09 11:06

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