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Android Studio 2で始めるアプリ開発入門

Androidアプリ処理の基本 ~ イベントとリスナ

Android Studio 2で始めるアプリ開発入門 第5回


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 Androidアプリを開発するにはAndroid Studioを使います。そのAndroid Studioのメジャーアップデートであるバージョン2.0が正式公開されました。本連載では、最新のAndroid Studio 2.0を使い、Androidアプリ開発の基本を解説していきます。前回までで、画面が作成できるようになりましたが、処理が記述されていませんでした。今回は、Androidアプリの処理の基本であるイベントとリスナについて解説します。

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本連載の書籍化について(2018年5月追記)

 本連載は、加筆・再構成およびAndroid Studio 3対応を行い、書籍化しています。最新情報については、こちらもぜひ併せてご参照ください。

対象読者

  • Androidアプリ開発未経験な方
  • Java言語は一通り習得済みである方

サンプルプロジェクト作成

 では、今回使用するサンプルアプリを作成していきましょう。

プロジェクト情報

 以下が今回使用するサンプルアプリのプロジェクト情報です。

  • Application name: HelloSample
  • Company Domain: android.wings.websarva.com
  • Package name: com.websarva.wings.android.hellosample
  • Project location: C:\…任意のワークフォルダ…\HelloSample
  • Phone and Tablet Minimum SDK: API 15
  • Add an activity: Empty Activity
  • Activity Name: HelloSampleActivity
  • Layout Name: activity_hello_sample

画面作成

 まず、strings.xmlファイル、および、activity_hello_sample.xmlファイルに以下のソースコードを記述してください。

リスト1 strings.xml
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<resources>

    <string name="app_name">イベントとリスナサンプル</string>
    <string name="tv_name">お名前を入力してください。</string>
    <string name="bt_click">表示</string>

</resources>
リスト2 activity_hello_sample.xml
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<LinearLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
              android:layout_width="match_parent"
              android:layout_height="match_parent"
              android:orientation="vertical">

    <TextView
        android:layout_width="match_parent"
        android:layout_height="wrap_content"
        android:text="@string/tv_name"/>

    <EditText
        android:id="@+id/etName"
        android:layout_width="match_parent"
        android:layout_height="wrap_content"
        android:inputType="text"/>

    <Button
        android:id="@+id/btClick"
        android:layout_width="wrap_content"
        android:layout_height="wrap_content"
        android:text="@string/bt_click"/>

    <TextView
        android:id="@+id/tvOutput"
        android:layout_width="match_parent"
        android:layout_height="wrap_content"
        android:layout_marginTop="25dp"
        android:text=""
        android:textSize="25sp"/>

</LinearLayout>

 入力できた段階で、一度アプリを起動してみてください。以下のような画面が表示されるはずです。

図1 今回のサンプルの画面
図1 今回のサンプルの画面

 この段階で「表示」ボタンをタップしても何も起こりません。アクティビティに何も処理を記述していないので当たり前ですが、入力欄に名前を入力してボタンをタップしたら、ボタンの下のTextViewに「○○さん、こんにちは!」と表示されるようにしていきます。

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この記事の著者

WINGSプロジェクト 齊藤 新三(サイトウ シンゾウ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook<個人紹介>WINGSプロジェクト所属のテクニカルライター。Web系製作会社のシステム部門、SI会社を経てフリーランスとして独立。屋号はSarva(サルヴァ)。HAL大阪の非常勤講師を兼務。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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