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Androidアプリのフラグメント(1) ~一つのAndroidアプリでタブレットとスマホに対応~

Android Studio 2で始めるアプリ開発入門 第9回

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2016/08/25 14:00

 Androidアプリを開発するにはAndroid Studioを使います。そのAndroid Studioのメジャーアップデートであるバージョン2.0が正式公開されました。本連載では、最新のAndroid Studio 2系を使い、Androidアプリ開発の基本を解説していきます。前回はAndroidのメニューを扱いました。今回と次回の2回に分けて、1つのアプリでスマホとタブレットの両方に対応できる仕組みであるフラグメントを解説します。

目次

対象読者

  • Androidアプリ開発未経験な方
  • Java言語は一通り習得済みである方

フラグメント

 今回は、サンプルの作成に入る前に、フラグメントとは何かを説明していきます。

前回までのサンプル

 前回まで使用したサンプルはスマホを前提としたものでした。例えば、第7回で作成した「画面遷移アプリ」(IntentSample)を10インチタブレットで使用すると、以下のような画面になり、非常に使いづらいものになります。

図1 画面遷移アプリを10インチタブレットで起動した画面
図1 画面遷移アプリを10インチタブレットで起動した画面

 大画面タブレットはスマホとは違う画面構成が必要になります。一方で、画面サイズに応じて別のアプリを作成するのは非効率ですし、ユーザビリティも下がります。

 Androidでは1つのアプリで画面サイズに応じてレイアウトを変える仕組みとして、フラグメントというのがあります。フラグメントを利用すると、同一アプリがスマホではリスト画面+注文完了画面の2画面構成となり、10インチタブレットでは、左側にリスト、右側に注文完了、のように1画面で表示させるようにできます。

図2 10インチではリストと完了表示を1画面に収めた状態
図2 10インチではリストと完了表示を1画面に収めた状態

 今回と次回の2回に分けて、IntentSampleをこのように改造しながら、フラグメントの基礎を解説していきます。そのうち今回は、スマホ端末でIntentSampleと同等の動きをフラグメントを使って実現できるところまでコーディングしていきます。次回は、それを10インチで分割表示できるようにします。

フラグメントとは

 さて、図2の画面構成を考えてみましょう。図2では下図のように、左側にリスト表示のブロックが配置され、右側に注文完了表示のブロックが配置されています。

図3 10インチ画面での構成
図3 10インチ画面での構成

 リストブロックは、もともとスマホサイズでは第1画面として表示されていました。一方、注文完了ブロックはスマホサイズでは第2画面として表示されていました。つまり、画面=アクティビティとしては1つでも、その中に独立した画面ブロックが配置された状態です。

 このように、画面の一部を独立したブロックとして扱えるのがフラグメントであり、アクティビティ同様に画面構成を担うxmlファイルと処理を担うJavaクラスのセットで成り立っています。


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著者プロフィール

  • WINGSプロジェクト 齊藤 新三(サイトウ シンゾウ)

    <WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2012年2月時点での登録メンバは37名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい...

  • 山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

    静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。 主な著書に「入門シリーズ(サーバサイドAjax/XMLD...

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連載:Android Studio 2で始めるアプリ開発入門

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