SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

プロダクト担当者インタビュー

個人で6,000人が集客できた!? エンジニア系イベント集客サイト「connpass」のサービス設計思想を聞く


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 いろんな人と交流をしたい。新しい情報を得たい。IT/Web業界では「勉強会」や「LT(ライトニングトーク)」というイベントが毎日のように開催されています。しかしいちばんの壁になるのが「人が集まらない」ということ。そんな壁をぶち壊すために尽力しているイベントサービス「connpass」では、個人でも1年で6,000人の集客ができたという実績を誇ります。なぜ、connpassでは集客しやすいのでしょうか? その秘訣を聞いてきました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

参加者よりも、イベント主催者のための機能を作ってきた

 イベントサービス「connpass」を運営するのは、Pythonに強いことで有名な株式会社ビープラウド。代表の佐藤さんにお話を伺いました。

人物紹介:佐藤治夫氏

 株式会社ビープラウド代表。2011年からイベントサイト「connpass」を運営する傍ら、自身も積極的に勉強会やイベント活動をおこなっている。

 話を伺ってきたのは、エンジニア向けのイベントを積極的に主催しているバックエンドエンジニアののびすけです。よく「connpass」を使って集客をしています。

人物紹介:菅原のびすけ

 1989年生まれのバックエンドエンジニア。IoTLT、Swift愛好会、NodeBotsハンズオンなど、幅広いイベントを開催している。

のびすけ 今日はありがとうございます。connpassは人が集まりやすいので、その理由を聞きに来ました。

佐藤 秘訣かどうかはわからないんですけど、「参加者よりも、イベントの主催者にとっていい機能を作る」を軸にサービスを作ってきました。

 イベント主催者が使いやすければ、いいイベントが増えて、参加者が増えて。参加者の中から、「イベントを自分でやってみようか」みたいな人がどんどん増えていくという感じですかね。

 主催者のために開発したものの一例が「グループ機能」ってやつです。

グループ機能の一例
グループ機能の一例

佐藤 ITコミュニティを「グループ」という単位で表現しています。イベントを開催した後、コミュニティがうまく回るようにと思って、2年前から追加しました。

 あとは、「知り合いのエンジニアさんが開いていたり、参加しているイベントが気になる」という意見がすごく多かったので、「誰々が参加しました」という通知を出すようにしています。

のびすけ たしかに僕も「知り合いが参加しているなら参加しようかな」と興味が出ます。

佐藤 機能を実装してからしばらくして、去年の12月かな、「ささみ」っていうインフラ系の勉強会に参加したときに、connpassの通知メールを見てイベントに参加したことがある人が会場の80〜90%くらいいたので、結構効果あるなって。

のびすけ 90%はすごいですね。

佐藤 そうですね。だから、メール以外でも、iPhoneアプリのプッシュ通知や、FacebookやTwitterなどのSNSにも出すようにしました。

SNS通知の一例

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
個人でも1年で6,000人の集客ができた?

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
プロダクト担当者インタビュー連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

菅原のびすけ(dotstudio株式会社)(スガワラ ノビスケ)

 日本最大規模のIoTコミュニティ「IoTLT」主催。岩手県立大学大学院ソフトウェア情報学研究科を卒業後、株式会社LIGでWebエンジニアとして入社し、Web開発に携わる。2016年にdotstudio株式会社を立ち上げ、今はIoT領域を中心に活動している。JavaScript RoboticsコミュニティNodeBotsの主催や、IoTバックエンドサービスであるMilkcocoaのエバンジェリストとしても活動中。共著: 『JavaScriptでインタラクティブ3Dコンテンツを作ろう』 共著: 『現場のプロが教える WEBデザイン 新・スタンダードテクニック37』 共著: 『フロントエンドエンジニアのための現在とこれからの必須知識』twitter: @n0bisuke URL: dotstudioのプロフィールページ

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

榎本 麗(dotstudio株式会社)(エノモト ウララ)

 IoTやテクノロジー記事を編集するテクニカルエディター。大学3年次から、月間600万PVのオウンドメディアを運営する株式会社LIGに約1年半インターンとして参加し、2015年に同社へ新卒として入社。2016年7月にはdotstudio株式会社に参加し、テクノロジー系の編集に関わりつつ、プログラミングやIoTデバイスに触れている。 Twitter:@uraranbon dotstudio株式会社

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/9824 2016/12/14 10:21

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング