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現役エンジニア直伝! 「現場」で使えるコンポーネント活用術(LEADTOOLS)

「LEADTOOLS」を使ってWindowsストアアプリに画像処理機能を実装しよう

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ストア申請

不要な参照設定の削除

 ストアに申請する前に、使っていない参照設定を削除してパッケージをコンパクトにしましょう。

図14 未使用な参照の削除
図14 未使用な参照の削除

 プロジェクトのプロパティから[参照]を選び[未使用の参照]ボタンをクリックすると、使用していないLEADTOOLSへの参照が一覧表示されるので、[削除]とすれば参照が外れて配布用パッケージからも除外されます。

Windowsストアへの申請

 LEADTOOLSはx64、x86、ARM版と実行ライブラリが分かれています。x86版であればx64環境でも動作するのでx86版のみをストア申請しても良いのですが、そうするとSurface 2などで利用できないWindowsストアアプリとなってしまいます。最低でもx86とARM版の作成、そして可能であれば3つの版のアプリパッケージを作成しましょう。

図14 Windowsストア開発者ダッシュボードでのパッケージ表示例
図15 Windowsストア開発者ダッシュボードでのパッケージ表示例

 作成したアプリパッケージは1つのWindowsストア申請に含めることができて、申請が通って公開されたときは、適したパッケージが自動的に選択されてインストールされることになります。

まとめ

 既存のImageコントロールとほぼ同じ使い勝手で、途中に画像処理用のコマンドを挟み込んで変換するという手法は、今までのノウハウで作業しつつ、追加したい画像処理方法だけをコード的にもノウハウ的にも追加すればよいため、対応時間が短縮できるという利点があります。

 Windowsストアアプリのようにストアを通して全世界に配布できること、多くのライバルアプリがあることを考えると、高機能な特徴を追加できる市販コントロールの利用は、人気アプリになるための一つの手段になるかもしれません。

 ぜひトライアル版を使用して、自分のアプリにLEADTOOLSの機能を追加した時の出来上がりを体感してみてください。

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この記事の著者

初音玲(ハツネアキラ)

 国内SIerのSEでパッケージ製品開発を主に行っており、最近は、空間認識や音声認識などを応用した製品を手掛けています。 個人的には、仕事の内容をさらに拡張したHoloLensなどのMRを中心に活動しています。 Microsoft MVP for Windows Development ブログ:http://hatsune.hatenablog.jp/

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/7610 2016/03/14 11:39

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