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5分でわかるActiveReports帳票-Mapコントロール

ActiveReports for .NET 9.0Jで作るサンプル帳票(5)

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Googleマップの表示

 レポート上に手軽に地図を表示したい場合、GoogleマップやOpenStreetMap(オープンストリートマップ)などのWeb地図を利用する方法があります。

 ここでは、Googleマップを表示する手順を説明します。付属のサンプルは、「01_Googleマップの表示.rdlx」をご参照ください。

タイル画像

 Googleマップは、世界地図を細かくタイル状に分割した画像ファイル(タイル画像)として公開されています。このタイル画像を表示するには、「タイルレイヤー」を使用します。タイルレイヤーで表示できるタイルプロバイダーは、以下の通りです(※1)。

タイルプロバイダー URL 地図の種類
Bing Maps http://www.bing.com/maps/ 道路、航空写真、ハイブリッド(道路、航空写真)
Googleマップ https://www.google.co.jp/maps/ 道路、航空写真、ハイブリッド(道路、航空写真)、地形
CloudMade http://cloudmade.com/ 道路
MapQuest http://www.mapquest.com/ 道路、航空写真、ハイブリッド(道路、航空写真)
OpenStreetMap https://www.openstreetmap.org/ 道路

 なお、これ以外のタイルプロバイダーを利用することも可能です。詳細については、製品ヘルプの[カスタムタイルプロバイダーの追加]をご参照ください。

 タイル画像を表示するには、表示したいエリアの中心点の座標(経度/緯度)およびズームを指定します。これらの設定はデザイン時にGUI操作で設定でき、GoogleマップのAPIは特に意識する必要はありません。なお、設定した情報をもとにGoogleマップのタイルサーバーから画像を取得してレポート上に表示するため、インターネット接続が必要となります(※2)。

※1 実際の使用にあたっては、各タイルプロバイダーの利用規約に従ってご利用ください。

※2 タイル画像の設定情報はレポート定義ファイル(.rdlx)に埋め込むことができます。これにより、タイル画像の表示に要する時間を短縮できます。ただし、タイル画像そのものを埋め込むものではないため、インターネット接続が不要になるわけではありません。ご注意ください。なお、タイル画像の設定情報をレポート定義ファイルに埋め込む方法については、製品ヘルプの[レイヤーの使用]をご参照ください。

タイルレイヤーの表示

 Googleマップを表示するためのレイヤーを追加します。

 Mapコントロールをレポートデザイナ上に配置すると、「マップテンプレートの選択」に以下のメニューが表示されます。

1) 空のマップ

  • 空の地図を表示します

2) USAマップ

  • アメリカ合衆国の地図データを表示します

3) シェープファイル

  • シェープファイルを読み込んで表示します

 ここでは、「空のマップ」を選択します。

空のマップ

空のマップ

 次に、Mapコントロールが選択された状態でもう1回クリックして、[レイヤーペイン]を表示します。[レイヤーペイン]上で右クリックして[タイルレイヤーの追加]を選択します。

タイルレイヤーの追加
タイルレイヤーの追加

 [Mapタイルレイヤー]ダイアログの[全般]ページで、[プロバイダー]を「Google」に設定します。

[Mapタイルレイヤー]ダイアログ
[Mapタイルレイヤー]ダイアログ

 [OK]をクリックすると、Googleマップの世界地図が表示されます。

Googleマップの表示(Map data ©2015 Google)
Googleマップの表示(Map data ©2015 Google)

 地図の表示範囲を変更するには、Viewport.View.***プロパティを設定します。プロパティグリッドで[Viewport]オブジェクトを選択し、展開(…)ボタンをクリックします。[Mapビューポート]ダイアログが開いたら[ビュー]ページに移動し、地図の中心点およびズームを変更します。

[Mapビューポート]ダイアログ
[Mapビューポート]ダイアログ

 以上の設定により、Googleマップの表示範囲を変更できます。なお、付属のサンプルでは、カラースケールや距離スケールを非表示に設定しています。

仙台市周辺(Googleマップ)(Map data ©2015 Google, ZENRIN)
仙台市周辺(Googleマップ)(Map data ©2015 Google, ZENRIN)

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グレープシティ株式会社 ActiveReportsチーム(グレープシティカブシキガイシャ アクティブレポートチーム)

 宮城県仙台市に本社を構えるグレープシティでは、日本の業務に適したシステムをより早く開発するためのソフトウェアを提供しています。エンドユーザーの利用しやすさ、幅広いユーザー環境への対応、そして何よりプログラマの作業を軽減することを一番に目指しています。 ActiveReportsは、帳票開発に必要なあらゆる機能を備えた当社を代表するコンポーネントの1つ。1998年の発売以来、日本だけでなく全世界で多数の帳票開発者に使用されています。製品開発は同チームが中心になり、「日本仕様」の厳しい要望を実現することを目指しています。...

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