SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

Developers Summit(デベロッパーズサミット)

Developers Summit(デベロッパーズサミット)

プロダクトづくりが捗るエキスパートから学ぶFigma/FigJam実践活用術

「チームの目線がそろいユーザー理解も深まる」──スマートバンクのUXリサーチにおけるFigJam活用法

プロダクトづくりが捗るエキスパートから学ぶFigma/FigJam実践活用術 第2回

 前回の記事では、プロダクトマネージャーにとっての Figma/FigJam活用例をご紹介しました。ここからは、各社のプロダクト開発での活用方法について、実際にFigma/FigJamを活用されている企業へのインタビューをもとにご紹介していきます。今回は、家計管理サービス「B/43(ビーヨンサン)」を提供する株式会社スマートバンクのUXリサーチャー 瀧本はろか氏に「UXリサーチ」におけるFigJam活用について伺います。

スマートバンクの「Think N1」文化を支えるUXリサーチャー

谷(筆者):まずはスマートバンクさんの「UXリサーチ」の位置付けや役割について教えてください。

瀧本:弊社は「Think N1」というバリューを掲げており、社員全員がリサーチを通じてユーザー理解を深め、プロダクト開発に当たるということを大切にしています。UXリサーチャーはこの「Think N1」を体現する職種と位置付けられており、さまざまな職種のメンバーに伴走する形でリサーチを行うとともに、プロダクト広報や採用広報、組織に「Think N1」の文化を伝えていく役割も担っています。

 企業によってUXリサーチャーが関わる職種や開発プロセスが異なっているかと思いますが、弊社は関わる職種も多岐に亘り、設計段階からリサーチプロジェクトを一緒に進めることが特徴です。

図1 リサーチャーの業務範囲と分担(クリックまたはタップで拡大します、以下同)
図1 リサーチャーの業務範囲と分担(クリックまたはタップで拡大します、以下同)

 このように、業務範囲が広い状況の中で、私がUXリサーチャーとして常に意識していることは、「リサーチを通じて社員全員がユーザー視点を常に感じられ、ユーザーについて不安なく業務に取りかかれる状態にする」ことです。私の業務は、それに向けた環境づくりとも言えます。

:リサーチだけでなく会社づくりに幅広く関わられているのですね。その中でFigJamを活用されるシーンについて教えてください。

瀧本:スマートバンクでは、社内でリサーチ結果共有のために利用することが多いのですが、社外パートナーへの説明資料として使う場合もあります。

 社内共有について先に申し上げると、弊社では、プロダクト開発の各段階でリサーチを行っています。具体的には、企画段階の「課題・価値定義」「価値検証」、リリース前後の「評価」「効果測定」などです。これらのリサーチ結果をまとめる際にFigJamを使用しています。

 弊社のプロダクト開発では、プロジェクトごとに「組織横断的なチーム」を組成することが特徴です。リサーチする場合も、UXリサーチャーが単独で動くということはなく、プロダクトマネージャーやデザイナー、エンジニアなどを交えたチームを組成し、一緒にリサーチ設計から行います。いろいろな職種のメンバーとコラボレーションするうえで、FigJamにリサーチ結果を一元化して活用しています。

図2 プロダクト開発におけるリサーチの種類
図2 プロダクト開発におけるリサーチの種類

 また、UXリサーチ以外にも、中期事業計画を可視化・共有する場面や「これからのスマートバンクを考えよう」といった議論をする際にFigJamを使用することもあります。

:社外パートナーとの連携ではどのように活用されていますか?

瀧本:主に弊社サービスを使うユーザー像の説明資料として使っています。例えば広告代理店、銀行などの担当者さまに紹介するシーンで弊社のマーケターや財務担当者自身が「B/43」のユーザーについて説明をします。そうした場面で使えるように、ユーザーの課題や生活背景をまとめた資料をFigJamで作成しています。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます
  • ・翔泳社の本が買える!
    500円分のポイントをプレゼント

メールバックナンバー

次のページ
UXリサーチにおけるFigJam活用

この記事は参考になりましたか?

プロダクトづくりが捗るエキスパートから学ぶFigma/FigJam実践活用術連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷 拓樹(タニ ヒロキ)

Goodpatch Inc.(株式会社グッドパッチ)取締役兼UXディレクター。デザイン・設計を含め、フロントエンドの分野で活動している。制作活動のほか、執筆や講演も行っている。著書に「HTML5+CSS3で作る 魅せるiPhoneサイト」(ラトルズ)、「iPhone & Android スマ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/26779 2024/01/24 10:00

おすすめ

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー